2025年3月27日に国内発売された POCO F7 Ultra をレビューしていく。
POCOシリーズはスペックに応じて F、X、M の3シリーズを展開し、先日国内初投入されたPOCO Xシリーズが物凄い勢いで売れている。
コスパ最強のPOCO X7 Proと比べてどっちが「買い」なのか検証した。詳しくは記事を参照。
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POCO F7 Ultra の特徴【FelicaなしならPOCOが最強】
特徴
- ディスプレイ【6.67インチ&120Hz&3200nit】
- デザイン【丸型レンズと個性的なカラー】
- CPU【Snapdragon8 Elite Mobile Platform】
- ゲーム【チップ搭載でフレーム補間あり】
- カメラ【静止画より動画向き】
- バッテリー【安定感抜群】
- 充電性能【急速120W&ワイヤレスOK】
- 認証機能【指紋&顔 マスクでも認証OK】
POCOは2018年に設立されたXiaomiコーポレーションの独立ブランドでPOCO F7 Ultraはその中で最上位モデル。注目はCPUにSnapdragon8 Eliteを搭載しており、さらにゲームユーザーに向けたグラフィック専用のチップも搭載している。なのに価格は10万円切り。
POCO F7 Ultra のスペック
POCO F7 Ultraの簡単なスペックは以下参照
製品名 | POCO F7 Ultra |
発売日 | 2025年3月14日 |
OS種類 | Xiaomi HyperOS 2 |
CPU | Snapdragon8 Elite Mobile Platform |
ストレージ | 256/512GB |
メモリ | 12GB/16GB |
外部メモリ | - |
充電端子 | USB Type-C |
バッテリー容量 | 5300mAh |
画面サイズ | 6.67インチ |
画面解像度 | 3200×1440(2K) |
パネル種類 | 有機EL(AMOLED) |
背面カメラ画素数 | 広角:5000万画素 望遠:5000万画素 ウルトラワイド:3200万画素 |
前面カメラ画素数 | 3200万画素 |
幅×高さ×厚み | 74.95mm(幅)×160.26mm(高さ)8.39mm(厚み) |
重量 | 212g |
カラー | ブラック イエロー |
おサイフケータイ/FeliCa | - |
ワイヤレス充電 | 〇 |
急速充電 | 120Wハイパーチャージ |
認証機能 | 指紋(画面内)/顔認証 |
耐水・防水 | IP68 |
イヤホンジャック | - |
5G | 〇 |
無線LAN規格 | Wi-Fi 4/5/6/7および802.11a /b/g |
Bluetooth | Bluetooth 6.0 |
NFC | 〇 |
デュアルSIM | 〇 |
SIM情報 | nano-SIM×2 |
その他、POCO F7 Ultraのスペックはリフレッシュレートが最大120Hzまで対応しており、画面のピーク輝度は3200nitとなっている。
POCO F7 UltraのAnTuTuスコア【239万点】
AnTuTuのベンチマークテストを3回実施し、計測している。
スコアはCPUとメモリを見れば大体予想はできるので、実際の動作を見ることに意味がある。最近のXiaomi製ハイスペックモデルはMediaTek社を使っていた中でPOCO F7 UltraはQualcomm社のSnapdragonを採用。
機種名 | スコア結果 | CPU |
POCO F7 Ultra | 2391090 | Snapdragon8 Elite Mobile Platform |
Xiaomi 14T Pro | 1899704 | MediaTek Dimensity 9300+ |
POCO X7 Pro | 1536620 | MediaTek Dimensity 8400-Ultra |
スコアは安定感があったし、結果も200万点を超える文句なしのハイスペックだった。しかし、かなりの発熱があった。

ベンチマーク測定後の温度
これから夏に向かって気温が上がっていくので、性能低下やバッテリーへの負担を考えた使用が好ましい。
POCO F7 Ultra のバッテリー【9時間35分】
POCO F7 Ultraのバッテリー性能をアプリ「PCMARK for Android」で計測
機種別バッテリーテスト結果 | ||
機種名 | 計測結果 | 容量 |
POCO F7 Ultra | 9時間35分 | 5,300mAh |
POCO X7 Pro | 10時間16分 | 6,000mAh |
Xiaomi 14T Pro | 9時間23分 | 5,000mAh |
※すべての機種を輝度最高値にして計測
バッテリー持ちは”高”という結果になった。最近のXiaomi製品は容量と計測時間がある程度比例しているのでおそらく同じバッテリーを使用している。
バッテリー持ちの目安 | |
最高 | 100%→20%まで10時間以上 |
高 | 100%→20%まで9時間以上 |
中 | 100%→20%まで8時間以上 |
低 | 100%→20%まで7時間以上 |
最低 | 100%→20%まで6時間以上 |
ゴミ | 100%→20%まで5時間以上 |
単純計算で輝度最大値で100%を使い切るには11時間以上かかる計算となる。
ハイパーチャージでフル充電が34分
同梱しているACアダプタを使えばフル充電が34分で行える。POCO X7 Proでは対応していなかったワイヤレス充電にも対応。ありがたい。
POCO F7 Ultra の外観デザイン
POCO F7 Ultraの外観

同梱物:120Wチャージャー、USBケーブル、ケース、取扱説明書、SIMピン
背面デザインは3眼レンズをまとめたレンズカバーやフラッシュ周りのワンポイントなど、以前のようなThe中華アンドロイド感はもうない。
よくある付属のケースは透明な安っぽいやつが多いが、POCOは別売りでも欲しいくらいのクオリティが嬉しい。色違いも販売して欲しい。
ディスプレイサイズは6.67インチで有機ELパネルを採用している。
POCO F7 Ultraのカラー展開はブラック、イエローの2色だ。
ピーク輝度は3200nitで日中・屋外でも視認性は落ちにくい。
ベゼル幅もかなり薄く美しい。
本体サイズは高さ74.95mm、幅が約160.26mm、厚み約8.39mmとなる。

上面:マイク・スピーカー

左側面:何もなし

底面:マイク、スピーカー、SIMスロット、UCB Type-Cポート

右側面:電源ボタン、ボリュームキー
POCO F7 UltraはeSIMが非対応となっている。物理SIM(nano)の2枚が挿せ、デュアルSIMに対応。microSDを使っての外部拡張は非対応。
カメラの出っ張りは約3.5mmあるので保護ケースは必ず装着しよう。
付属のケースを着ければバッチリ保護が可能。
POCO F7 Ultra と POCO X7 Pro の比較
比較対象としてスペックの差があることは分かっているが、POCO X7 Proのコスパより魅力的に感じるかは重要。ザクっと言えば「どこまで性能を追い求めるか」によるし、カメラがもし大きな差がなかったら大半はPOCO X7 Proで落ち着くんじゃないかな。
POCO X7 Proの充電90Wで不満な人いる?Galaxy S24とほぼ同等のベンチマークスコアで不満な人いる?
POCO F7 Ultra のゲーム性能【フレーム補間とは】

画像はアプリ「ゲームターボ」
POCO F7 UltraとPOCO F7 Proの違いの中で「VisionBoost D7」というグラフィック専用のチップがある。POCO F7 Proや先ほど比較したPOCO X7 Proには搭載されていない。本来であれば上限が60FPSのゲームでもチップがフレーム間を補間してくれるため120FPSで楽しむことが可能。

画像は「原神」のプレイ画面
設定方法はゲーム中に画像の赤丸付近から「ゲームターボ」を引っ張りだす。そこからパフォーマンス設定>カスタム>強化されたビジュアル>スマートフレームレートをオンにする。

ちゃんとフレームレートが120FPSになっている
もちろんすべてのゲームでうまく動作するわけではないが、POCO F7 Ultraの有り余るCPU性能に加え、チップによるフレーム補間でPOCO F7 Proにゲーム性能で大きな差をつけている感じだ。
POCO F7 Ultra で使える対応バンド【全キャリアOK】
POCO F7 Ultraでの対応バンドは以下参照
機種名 | POCO F7 Ultra | |
---|---|---|
共通 | 4G | B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41/42/48/66 |
5G | n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/40/41/48/66/77/78 |
※赤字は安定的な通信に必須なバンド
POCO F7 Ultraは主要キャリアすべてで問題なく通話・データ通信が可能。
キャリア別 重要バンド | |
ドコモ | B1/3/19 |
au | B1/3/18/26 |
ソフトバンク | B1/3/8 |
楽天モバイル | B3/18/26 |
POCO F7 Ultra のカメラ【デジタルズーム60倍】
POCO F7 Ultraは5000万画素の静止画が撮影可能。
POCO F7 Ultraのカメラ評価
- 静止画:ピント合わせが難しい。色味は強く出る。
- 動画:動画は安定感あり。幅広く活躍できる。
POCO F7 Ultraのカメラスペック
画素数/解像度 | レンズ | 備考 | |
背面カメラ | 5000万画素 | 広角 | f/1.6 |
5000万画素 | 望遠 | f/2.0 光学ズーム2.5倍まで | |
3200万画素 | ウルトラワイド | f/2.2 | |
前面カメラ | 3200万画素 | ||
背面カメラ (動画) |
8K 4K |
24 FPS 60 FPS |
デジタルズーム15倍まで |
カメラ性能は望遠レンズ搭載でデジタルズームも60倍と妥協のないスペック。ただ、ピント合わせが弱く、ブレる写真が多かった。
動画は8Kの24FPSまで撮影できるのと、手ブレ補正もしっかりと効くので撮影していて楽しい。また動画のデジタルズームは15倍まであり、寄ったり引いたり幅広く撮影可能だし、静止画で楽しむより動画を撮影しながら静止画も撮る形がブレも抑えられて一番しっくり来る形だった。
POCO F7 Ultraで撮影【日中・1倍】
色味はかなり濃く補正される。ただ体感的に他のスマホよりブレた写真も多かった。(POCO X7 Proではそんなことはなかった)
POCO F7 Ultraで撮影【日中・5倍】
光学ズームは2.5倍まで。デジタルズーム5倍までで、やっぱりピントボケしてる気がしてスッキリしない。。。
POCO F7 Ultraで撮影【日中・60倍デジタルズーム】
デジタルズームの最大値は60倍となり、観覧車から200mくらい先を撮影してみた。動画だと最大値は15倍となり、動画の方が実用性はあると感じた。
POCO F7 Ultraで撮影【その他】
POCO F7 Ultraのカメラを使った感想は「普通」だなに尽きる。悪くもないけど、カメラに注目するほどでもなく、上位モデルだからと期待のし過ぎには注意かな。
POCO F7 Ultra は最長4年間のアップデートが保証
デバイス | OSの更新 | セキュリティの更新 |
POCO F7 Ultra | 2028年まで | 2029年まで |
POCO F7 Ultraは約4年間のセキュリティアップデート、3年間のOSアップデート保証がある。価格を抑えたシリーズでもこの手厚いアップデート保証があるとは驚きだ。
さらに製品保証は24ヵ月、6か月以内であれば無料で画面交換サービス(1回限り)のサポートが受けられる手厚さも魅力だ。
POCO F7 Ultra のデメリット
デメリット
- カラー【もう1色あれば】
- Felica【価格orおサイフケータイ】
- 通信【eSIMが欲しい】
- カメラ【静止画より動画向き】
- 懸念【発熱に対して対策が必要】
通信【eSIMが欲しい】
Felicaは使う人とそうじゃない人に分かれるだろうけど、eSIMは時代的に対応してほしかったところ。海外旅行でもeSIMが便利だから今後に期待する。
カメラ【静止画より動画向き】
カメラは正直期待してたんだけどな~。最上位モデルとしては物足りないが、動画撮影は楽しめるので割り切って使うことをおすすめ。
懸念【発熱に対して対策が必要】
ベンチマーク計測時やゲームをプレイしている時など、高負荷な状態だと保護ケースなしでは長時間触っていられない。何かしら対策が必要。
POCO F7 Ultra のメリット
メリット
- ディスプレイ【6.67インチ&120Hz&3200nit】
- デザイン【丸型レンズと個性的なカラー】
- CPU【Snapdragon8 Elite Mobile Platform】
- ゲーム【チップ搭載でフレーム補間あり】
- バッテリー【安定感抜群】
- 充電性能【急速120W&ワイヤレスOK】
- 認証機能【指紋&顔 マスクでも認証OK】
ディスプレイ【6.67インチ&120Hz&3200nit】
POCO F7 Ultraは屋外でも画面が見やすいし、ゲームをするときでも動画を見るときでも2Kの解像度で最高のクオリティで楽しめる。
CPU【Snapdragon8 Elite Mobile Platform】
POCO F7 Ultraのベンチマークは239万点とスペックに不安要素はなく、他社の上位モデルと余裕で肩を並べられる。大きな違いはFelicaの有無。Felicaありで価格が2倍の方が良い?
充電性能【急速120W&ワイヤレスOK】
POCO F7 UltraとProの差として充電性能も見逃せない。POCO F7 Ultraは120Wのハイパーチャージに加え、120W対応の充電器も付属しているし、POCO X7 Proにはなかったワイヤレス充電にも対応。
POCO F7 Ultra のまとめ
POCOシリーズの最上位モデルなだけにスペックは文句なし。じゃあ、POCO X7 Proとどっちが「買い」か?
POCO F7 UltraにFelicaが載っていれば買いだったが、POCO X7 Proと同じく非搭載のため、価格差を考えるとオススメはPOCO X7 Proだ。
とはいえ、スマホは日常生活に欠かせないものだからこそ、慎重に選びたい。自分がスマホに求めるものをしっかりと理解した上で購入をしてほしい。
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【POCO X7 Pro レビュー】日本投入が初のXシリーズ、そのコスパに迫る!
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