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Googleのフラッグシップモデルなら間違いないでしょ?
答えはノーだ。正直シリーズを重ねていく毎に「技術力の無さ」が露呈していくのがPixelシリーズで、個人的には思い切ってミドル専門で攻めた方がいいんじゃないかと思ってる。
もちろん良い部分もあるけど、しっかりデメリットを見てから買ってください。
Google Pixel 10 Pro の特徴【もう限界が見えたTensor】
特徴
- 最先端のTensor G5チップ:従来比50%の処理能力向上
- 洗練された美しいデザイン:4色から選択可能
- トリプルカメラシステム:100倍超解像ズーム対応
- 7年間の長期サポート:プロ用途でも安心
- 高性能バッテリー:一日中快適使用
最新のチップセット「Tensor G5」を搭載したPixel 10 Proだが、もちろん従来比50%向上はTensor G4と比べてだ。もともと性能が低いTensorが50%高くなっただけで、他社のハイエンドと比べると差は歴然だ。デザインはハイセンスだし、サポートも手厚く、バッテリーも優秀と良い点はあるものの、カメラ性能やAIの部分はプロモデルとして厳しい仕上がりとなっている。
🚀 Pixel 10 Proが「微妙」だと思う理由
1. ベンチマークテストがおかしい
Tensor G5チップは従来のG4と比較して処理能力が50%向上となっているが、AnTuTuベンチマークで3回連続計測をした場合、1回目と3回目では最大50万点近い差があった。不安定過ぎて厳しい。
2. デジタルズーム後のAI補正が雑
50メガピクセル広角、48メガピクセル超広角、48メガピクセル5倍望遠の三眼構成。100倍超解像ズームにより、遠距離撮影でも鮮明な画質を実現している。しかし、ズームした写真をAIが自動で補正をしてくれるまでは良いが補正後の加工が「雑」で厳しい。
3. 編集マジックがGeminiに負ける
撮影した写真をAIが加工してくれる「編集マジック」はPixelシリーズの大きなメリットだ。しかし、編集マジックで加工した場合とGeminiに指示をして加工した場合ではGeminiの方が優秀だった。つまり、初めからGeminiでいーやん。
4. マイク音量がおかしい
これはPixelシリーズ全般に言えること。カメラで撮影した動画の音量が他社に比べてかなり小さいのだ。せっかくキレイに撮れていても音声が小さすぎて臨場感が無くなるから厳しい。
Google Pixel 10 Pro のスペック
Google Pixel 10 Proの詳細スペック
製品名 | Google Pixel 10 Pro |
発売日 | 2025年8月28日 |
OS種類 | Android 16 |
CPU | Google Tensor G5 |
ストレージ | 256GB/512GB |
メモリ | 16GB |
外部メモリ | - |
充電端子 | USB Type-C |
バッテリー容量 | 4870mAh |
画面サイズ | 6.3インチ |
画面解像度 | 2856×1280 |
パネル種類 | LTPO OLEDスムーズディスプレイ |
背面カメラ画素数 | 広角:5000万画素 超広角:4800万画素 望遠:4800万画素 |
前面カメラ画素数 | 4200万画素 |
幅×高さ×厚み | 72×152.8×8.6mm |
重量 | 207g |
カラー | Obsidian Porcelain Jade Moonstone |
おサイフケータイ/FeliCa | 〇 |
ワイヤレス充電 | 〇(Qi2認証済み) |
急速充電 | 〇(USB-C PPS) |
認証機能 | 指紋/顔認証 |
耐水・防水 | IP68 |
イヤホンジャック | - |
5G | 〇 |
無線LAN規格 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax/be |
Bluetooth | Bluetooth 6.0 |
NFC | 〇 |
デュアルSIM | 〇 |
SIM情報 | nano-SIM/eSIM |
その他、Google Pixel 10 Proのスペックはリフレッシュレートが最大120Hzまで対応しており、画面のピーク輝度は3300nitとなっている。
Google Pixel 10 ProのAnTuTuスコア【110万点】
AnTuTuのベンチマークテストを3回実施し、計測している。
スコアはCPUとメモリを見れば大体予想はできるので、実際の動作を見ることに意味がある。こんなにスコアが安定しないスマホは初めてだ。その差、最大44万点とかエントリー1台分のスコア差だ。
機種名 | スコア結果 | CPU |
Google Pixel 10 Pro | 1102018 | Google Tensor G5 |
Goolge Pixel 9a | 1183858 | Google Tensor G4 |
ASUS Zenfone 9 | 1078135 | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
いやいや、Google Pixel 9aにスコアが負けるのはなぜ?もちろん1回あたりのスコアで見ればPixel 10 Proが上(130万点台)だけど、安定感がなさすぎ。
Google Pixel 10 Pro のバッテリー【性能対比で見ても優秀】
Google Pixel 10 Proのバッテリー性能をアプリ「PCMARK for Android」で計測したかったのだが、なぜか何度やってもエラーになり計測できなかった。
機種別バッテリーテスト結果 | ||
機種名 | 経過時間(残量) | 経過時間(残量) |
Goolge Pixel 10 Pro | 1時間後(96%) | 2時間後(90%) |
Google Pixel 9a | 1時間後(98%) | 2時間後(92%) |
Galaxy Z Flip7 | 1時間後(95%) | 2時間後(88%) |
※計測条件:YouTube視聴(明るさ60%固定、音量最大)
仕方ないのでYouTubeを連続再生して、バッテリーの減りを検証してみた。
結果はPixel 9aよりは伸びなかったがディスプレイ性能がPixel 10 Proの方が高いので納得。バッテリー性能に定評のあるGalaxyシリーズよりも僅かだか結果は良かった。
ワイヤレス充電は「Qi2」に対応
ワイヤレス充電の規格が前作のQi(チー)からQi2へと進化したことにより、MagSafe対応のモバイルバッテリーなどが背面にそのままくっつくようになった。
Google Pixel 10 Pro の外観デザイン
Google Pixel 10 Proの外観
背面デザインは今までのPixel Proシリーズを踏襲しており、Pixel 9aではカメラの出っ張りがなくなっていたが今作は復活している。
ディスプレイサイズは6.3インチでLTPO OLED スムーズ ディスプレイを採用している。

外箱外観

1 m USB-C × USB-C ケーブル(USB 2.0)、SIMピン、クイックスタートガイド
Google Pixel 10 Proのカラー展開はMoonstone、Jade、Porcelain、Obsidianの4色だ。
丸みのあるデザインは手にフィットして持ちやすい。
ベゼル幅はそれなりに薄く、デザイン的に美しい。
本体サイズは高さ72mm、幅が約152.8mm、厚み約8.6mm、重さは207gとなる。

上面:マイク、SIMスロット

左側面:何もなし

底面:マイク、スピーカー、UCB Type-Cポート

右側面:電源ボタン、ボリュームキー
Google Pixel 10 ProはeSIMと物理SIMのデュアルSIMに対応。microSDを使っての外部拡張は非対応となっている。
今作も思いっきりカメラだけ突出(約3mm)している。カバーは絶対に付けたい。
Google Pixel 10 Pro と Pixel 9 Pro の比較
ディスプレイが明るくなり、カメラのズーム性能、バッテリー容量、ワイヤレス充電スペックなど進化はしている。ただ、前作が値引きされているならそっちをオススメする。
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Google Pixel 10 Pro で使える対応バンド【全キャリアOK】
Google Pixel 10 Proでの対応バンドは以下参照
機種名 | Google Pixel 10 Pro | |
---|---|---|
共通 | 4G | B1/2/3/4/5/7/8/12/14/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/32/38/39/40/41/42/48/66/71/75 |
5G | n1/2/3/5/7/8/12/14/20/25/26/28/30/38/40/41/66/71/75/76/77/78/79 |
※赤字は安定的な通信に必須なバンド
Google Pixel 10 Proは主要キャリアすべてで問題なく通話・データ通信が可能。
キャリア別 重要バンド | |
ドコモ | B1/3/19 |
au | B1/3/18/26 |
ソフトバンク | B1/3/8 |
楽天モバイル | B3/18/26 |
Google Pixel 10 Pro のカメラ【デジタルズーム100倍まで】
Google Pixel 10 Proはを5000万画素の静止画が撮影可能。
Google Pixel 10 Proのカメラ評価
- 静止画:デジタル30倍→100倍に進化
- 動画:8K撮影に対応、音量が小さい
Google Pixel 10 Proのカメラスペック
画素数/解像度 | レンズ | 備考 | |
背面カメラ | 5000万画素 | 広角 | f/1.68、画角 82° |
4800万画素 | ウルトラワイド | f/1.7、画角 123° | |
4800万画素 | 望遠 | f/2.8、画角 22°、光学5倍まで | |
前面カメラ | 4200万画素 | f/2.2、画角 103° | |
背面カメラ (動画) |
8K 4K |
30 FPS 60 FPS(前面も同じ) |
広角/デジタル20倍ズームまで |
対応画素数は前作から変更はないものの、静止画では望遠レンズが進化し30倍から100倍のデジタルズームができるようになった。
動画も安定感があり、8K 30FPSにも対応したことで高画質でも記録できるようになった。
Google Pixel 10 Proで撮影【日中・1倍】
想像以上に見たままの風景を切り取ることができる。(良い意味で)
Google Pixel 10 Proで撮影【日中・0.5倍広角】
立体感が出てるというか手前に画像が引き延ばされている感覚になる。
Google Pixel 10 Proで撮影【日中・5倍光学ズーム】
光学5倍ズームは使い勝手がよく、自然に被写体へ寄れる。
Google Pixel 10 Proで撮影【日中・100倍デジタルズーム】
デジタルズーム100倍があれば撮影の幅は間違いなく広がる。
Google Pixel 10 Proで撮影【その他】
ポートレートのボケ感は問題なし。焦点距離10mmと20mmの2種類から撮影可能だ。
デジタルズーム後のAI補正がイマイチ
一見、綺麗に100倍ズームがされているように見えるけど
なんか雑じゃない?(笑)AI補正は高解像度にしてくれると言うより「それっぽくしときました~」みたいな適当さが僕は嫌いだな。
編集マジックより「Gemini」の方が上なんかーい
一旦Googleフォトへアップロードすると高機能な「編集マジック」が使えるようになる。

中央男性の足が残っていたり、右側の女性らしき人の足も残っている。
編集マジックで人を人物のみをタップして削除してみた。

Geminiはほぼ完璧に人物を削除してくれた。
Geminiで元画像をアップロードし「人物と鞄を削除して」と指示するとこんな感じ。どちらも単体で見ればキレイに削除できているけど、Geminiの方が違和感なく加工できている。
せめて編集マジックの開発元なのだから、Geminiレベルのクオリティと使いやすさまで仕上げて欲しかったところ。
Google Pixel 10 Proは7年間のアップデートが保証
デバイス | OSの更新 | セキュリティの更新 |
Pixel 9a | 2032年4月 | 2032年4月 |
Pixel 10 Pro XL | 2032年8月 | 2032年8月 |
Pixel 10 / 10 Pro | 2032年8月 | 2032年8月 |
Google Pixel 10 シリーズは7年間のPixel Drop、OS、セキュリティのアップデート保証がある。OSのアップデートは製品のパフォーマンスに影響があるし、セキュリティは最新の脅威に対して必須のアップデートだから安心して長く使える。
Google Pixel 10 Pro のデメリット
デメリット
- ベンチマークスコアが不安定すぎる
- 望遠カメラのAI処理が実用レベルに達してない
- 編集マジックがGeminiより劣る
ベンチマークスコアが不安定すぎる
スコアが低いことはまだいい。AIを動かすだけのGPUやCPUとのバランスもあるだろうから。でも、スコアが安定しないのは凄く気になる。
望遠カメラのAI処理が実用レベルに達してない
Pixelシリーズ共通で言えることは「こだわりがどこか分からない」と言うこと。本来そのメーカーのフラッグシップモデルの上位版なら、発売時点ではオーバースペック気味になることが多い。その中でPixel 10 Proは完成度の高さを感じることはなかった。
編集マジックがGeminiより劣る
もーええやん、無理してスマホにAI載せようとしなくても。Geminiの完成度は上がってきているから、あとはGeminiに任せようと思う。
Google Pixel 10 Pro のメリット
メリット
- 画面の美しさは文句なし
- バッテリー持ちが優秀
- おサイフケータイ&デュアルeSIM対応
- 7年間のアップデート保証
- 広角・超広角カメラの画質は優秀
- Google純正の安心感
画面の美しさは文句なし
Pixel 10 Proはディスプレイが超キレイだ。明るさもリフレッシュレートも快適で、日常使いであれば満足できる要素は多い。
おサイフケータイ&デュアルeSIM対応
プロモデルであればもはや外せないeSIMとFeliCa機能。とはいえ、最近FeliCaに脆弱性が見つかったニュースもあるし、新型iPhoneは物理SIMが非搭載になったし、近い将来物理SIMとFeliCaはなくなるだろう。
7年間のアップデート保証
勝手なイメージだけど、Pixelシリーズを使う人って「長くスマホを使いたい」って人が多い気がする。
なぜって、僕が両親にスマホを買うならGalaxyかPixelの2択で、その中でもPixelの方がライトユーザー向けなイメージが強い。特に純正だからこその確実なサポートは安心材料だし一番のメリットかもしれない。
Google Pixel 10 Pro のまとめ
プロモデルと呼ぶには期待外れだった今作。
そもそもPixelはシリーズ5作目までは鴻海精密工業という台湾のメーカーが作っていたため、Googleはスマホを自社で作ってきた歴史は浅い。
メモリ/ストレージ | 価格 |
16GB/256GB | 149,800円 |
16GB/512GB | 174,800円 |
毎回思うけどストレージを512GBにするだけで25,000円の差額はやり過ぎでないか?
とはいえ、スマホは日常生活に欠かせないものだからこそ、慎重に選びたい。自分がスマホに求めるものをしっかりと理解した上で購入をしてほしい。
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