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2025年4月に発売された Nothing Phone (3a)をレビューしていく。
今作はAI搭載のカメラシステムが大幅進化し、新機能Essential Spaceも話題を集めているが、果たしてNothingのスマートフォンは市場を揺るがすことができるのか。
文章だけでは伝わりにくい実際の動作感やゲーム性能を動画で詳しく解説しています。
Nothing Phone (3a) の特徴【AIカメラとEssential Spaceが目玉】
特徴
- スペック【Snapdragon 7s Gen 3で堅実な性能】
- ディスプレイ【6.77インチ&120Hz&3000nit】
- デザイン【透明感とプレミアム感の融合】
- おサイフケータイ&デュアルSIM【搭載】
- カメラ【TrueLensエンジン3で30倍ズーム】
- バッテリー【5000mAh&50W急速充電】
- 防水性能【IP64で実用的】
- 認証機能【画面内指紋認証】
Nothingの最新ミドルレンジモデルであり、AIを活用した進化したカメラシステムとEssential Spaceという新機能で差別化を図る今作。カメラは30倍ズームまで対応し、CPUも堅実な性能を発揮する。おサイフケータイ搭載で画面スペックも非常に優秀だ。
Nothing Phone (3a) のスペック
Nothing Phone (3a)の簡単なスペックは以下参照
製品名 | Nothing Phone (3a) |
発売日 | 2025年4月15日 |
OS種類 | Android 15対応 Nothing OS 3.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3 |
ストレージ | 128/256GB |
メモリ | 8GB/12GB |
外部メモリ | - |
充電端子 | USB Type-C |
バッテリー容量 | 5000mAh |
画面サイズ | 6.77インチ |
画面解像度 | 2392×1080 |
パネル種類 | フレキシブルAMOLED |
背面カメラ画素数 | 広角:5000万画素 望遠:5000万画素 ウルトラワイド:800万画素 |
前面カメラ画素数 | 約3200万画素 |
幅×高さ×厚み | 77.5×163.52×8.35mm |
重量 | 201g |
カラー | ブラック ホワイト ブルー(楽天限定) |
おサイフケータイ/FeliCa | 〇 |
ワイヤレス充電 | - |
急速充電 | 〇(50W) |
認証機能 | 指紋/顔認証 |
耐水・防水 | IP64 |
イヤホンジャック | - |
5G | 〇 |
無線LAN規格 | Wi-Fi 6、802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
NFC | 〇 |
デュアルSIM | 〇 |
SIM情報 | nano-SIM/eSIM |
その他、Nothing Phone (3a)のスペックはリフレッシレートが最大120Hzまで対応しており、画面のピーク輝度は3000nitとなっている。
Nothing Phone (3a)のAnTuTuスコア【79万点】
AnTuTuのベンチマークテストを3回実施し、計測している。
スコアはCPUとメモリを見れば大体予想はできるので、実際の動作を見ることに意味がある。性能はミドルスペックの中でもそこそこといった感じ。
機種名 | スコア結果 | CPU |
Nothing Phone (3a) | 794867 | Qualcomm Snapdragon 7s Gen 3 |
Xiaomi 13T | 892774 | MediaTek Dimensity 8200-Ultra |
Google Pixel 6a | 819778 | Google Tensor |
ベンチマークは安定していたし、発熱も控えめ。ただ、CPUの性能を考えるとメモリは12GBを選んだ方が良いだろう。
Nothing Phone (3a) のバッテリー【10時間43分】
Nothing Phone (3a)のバッテリー性能をアプリ「PCMARK for Android」で計測
機種別バッテリーテスト結果 | ||
機種名 | 計測結果 | 容量 |
Nothing Phone (3a) | 10時間43分 | 5,000mAh |
Xiaomi 15 | 10時間56分 | 5,240mAh |
POCO F7 | 10時間46分 | 6,500mAh |
※すべての機種を輝度最高値にして計測
バッテリー持ちは”最高”という結果になった。自社調べの中で3番目の持続時間で、容量との対比でいけば過去最高となる。
バッテリー持ちの目安 | |
最高 | 100%→20%まで10時間以上 |
高 | 100%→20%まで9時間以上 |
中 | 100%→20%まで8時間以上 |
低 | 100%→20%まで7時間以上 |
最低 | 100%→20%まで6時間以上 |
ゴミ | 100%→20%まで5時間以上 |
単純計算で輝度最大値で100%を使い切るには13時間以上かかる計算となる。ディスプレイスペックも高くてこのバッテリー性能はちょっと驚いた。
充電速度は50Wと公式スペックにはあるが、計測してみると27W前後だった。
Nothing Phone (3a) の外観デザイン
Nothing Phone (3a)の外観
背面デザインは唯一無二で、僕みたいなおじさん世代(40代以降)には懐かしいスケルトンぽいデザインだ。
ディスプレイサイズは6.77インチでフレキシブルAMOLEDを採用している。

同梱物:USB-C ケーブル、SIMピン、クイックスタートガイド

別売)純正ソフトケース(2,980円)
Nothing Phone (3a)のカラー展開はブラック、ホワイト、ブルー(楽天モバイル限定)の3色だ。
サイズは大きく若干滑るので、ケースを装着した方が安定する。(純正ケース装着)
ベゼル幅も程よくデザインに溶け込むレベル。
本体サイズは高さ77.5mm、幅が約163.52mm、厚み約8.35mm、重さが201gとなる。

上面:マイク

左側面:ボリュームキー

底面:マイク、スピーカー、SIMスロット、UCB Type-Cポート

右側面:電源ボタン、Essential Key
Nothing Phone (3a)はeSIMと物理SIMのデュアルSIMに対応。microSDを使っての外部拡張は非対応となっている。
カメラの出っ張りは3.5mm~4.0mm程度あり、ケースは必須と言える。
【特徴】Glyphインターフェース

背面に3つあるLEDランプが光る(矢印)
着信時には相手によって異なるパターンで光り、メッセージ受信、充電状態なども光で知らせてくれる。
設定の中に「Glyph Interface」の項目があり、任意の連絡先を選び、着信音を設定する。そして、10パターンある点滅デザインから選ぶ。
残念ながらLEDは白色のみとなる。通知が誰からか分かりやすいけど、会議中とかにこれ光ったら恥ずかしいよね。
【新機能】Essential Key
日常でよく使う機能をワンボタンで呼び出せる「Essential Key(エッセンシャルキー)」でできることは主に2つある。
どちらも地味な機能だが瞬時に呼び出せるのは便利。2回連続でボタンを押すと「Essential Space」というキーを使ってスクショしたものやボイスメモをすぐに呼び出すことができる。
Nothing Phone (3a) とNothing Phone (2a) の比較
ディスプレイスペックが大幅に進化している。地味に防水性能や充電スペックの向上、2眼レンズが3眼レンズになるなどPhone(2a)の頃に物足りなかった部分がほぼ全て改良されている。
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Nothing Phone (3a) で使える対応バンド【全キャリアOK】
Nothing Phone (3a)での対応バンドは以下参照
機種名 | Nothing Phone (3a) | |
---|---|---|
共通 | 4G | B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/38/40/41/42/48/66 |
5G | n1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/40/41/48/66/77/78 |
※赤字は安定的な通信に必須なバンド
Nothing Phone (3a)は主要キャリアすべてで問題なく通話・データ通信が可能。
キャリア別 重要バンド | |
ドコモ | B1/3/19 |
au | B1/3/18/26 |
ソフトバンク | B1/3/8 |
楽天モバイル | B3/18/26 |
Nothing Phone (3a) のカメラ【デジタル30倍】
Nothing Phone (3a)はを5000万画素の静止画が撮影可能。
Nothing Phone (3a)のカメラ評価
- 静止画:曇り空でも質感が落ちない
- 動画:動画は4K/30fps、ズームも8倍まで
Nothing Phone (3a)のカメラスペック
画素数/解像度 | レンズ | 備考 | |
背面カメラ | 5000万画素 | 広角 | f/1.57 |
5000万画素 | 望遠 | f/2.0、光学2倍、デジタル30倍 | |
4800万画素 | ウルトラワイド | f/2.2、120° FOV | |
前面カメラ | 3200万画素 | f/2.2、81.2° FOV | |
背面カメラ (動画) |
4K 1080p |
30 FPS 60 FPS(前面も対応) |
広角/光学8倍ズームまで |
Phone(2a)にはなかった望遠カメラは50mm相当の光学2倍ズームで、f/2.0の明るいレンズを使用。デジタルズームと組み合わせて最大30倍まで可能だ。
動画は4K/30fps、ズームも8倍までと静止画よりは物足りない感じ。手ブレ補正も搭載されているものの歩きながらの撮影だと多少ブレ感が目立つ。
Nothing Phone (3a)で撮影【日中・1倍】
太陽の光を十分に取り入れ美麗な静止画が撮影できる。
Nothing Phone (3a)で撮影【日中・0.6倍広角】
Nothing Phone (3a)で撮影【日中・2倍光学ズーム】
Nothing Phone (3a)で撮影【日中・30倍デジタルズーム】
前作にはなかった望遠レンズはデジタル30倍のズームで、画質のAI補正も悪くなく、3つのレンズ共に実用性が高いカメラだった。
Nothing Phone (3a)で撮影【その他】
色味と深みがくっきり表現できて、撮影していて楽しいと感じるカメラだった。
Nothing Phone (3a) は6年間のアップデートが保証
デバイス | OSの更新 | セキュリティの更新 |
Nothing Phone (3a) | 3年間 | 6年間 |
Nothing Phone (3a) は意外にもOSが3年間、セキュリティは6年間のアップデート保証があり、初めてNothing Phoneに乗り換える方でも大きな安心材料になるだろう。
Nothing Phone (3a) のデメリット
デメリット
- イヤホンジャック【非搭載】
- microSD【非対応】
- OS【Nothing OSは独特】
- ワイヤレス充電【非対応】
microSD【非対応】
Nothing Phone(3a)は外部拡張できないが、メモリ12GB/ストレージ256GBモデルがあるため、容量が不安な場合はそっちを購入するべし。128GBと比べても価格差が5,000円と安いのでおすすめ。
OS【Nothing OSは独特】
一番の賛否が分かれるところはデザインだろう。個性的で洗練されてはいるものの、シンプルなデザインが好みの人には敬遠されそうだ。慣れは必要。
ワイヤレス充電【非対応】
正直、ほぼすべての機能や性能が価格以上の価値があるNothing Phone(3a)だが、ワイヤレス充電には対応していない。とはいえ、バッテリー持ちがスマホ市場全体でもトップ3には入るので、あまり気にならない。
Nothing Phone (3a) のメリット
メリット
- スペック【Snapdragon 7s Gen 3で堅実な性能】
- ディスプレイ【6.77インチ&120Hz&3000nit】
- デザイン【透明感とプレミアム感の融合】
- おサイフケータイ&デュアルSIM【搭載】
- カメラ【TrueLensエンジン3で30倍ズーム】
- バッテリー【5000mAh&50W急速充電】
ディスプレイ【6.77インチ&120Hz&3000nit】
Google Pixel 9 Proはピーク輝度が3000nitもあるため日中でも視認性を損なわない。また有機ELパネルが非常に美しくベゼルも薄いので、これだけで価値はあった。
おサイフケータイ&デュアルSIM【搭載】
高価格&ハイエンドモデルならおサイフケータイも付いていて、機能も充実しているのが当たり前だろう。でも、Nothing Phone(3a)は5万円台でそれをカバーする非常にコスパの高いスマホだ。
カメラ【TrueLensエンジン3で30倍ズーム】
高コスパなスマホはカメラが残念なことが多い。でも、Nothing Phone(3a)は3眼レンズに30倍望遠と1年前までのハイエンドのようなスペックになっている。
Nothing Phone (3a) のまとめ
大きく進化を遂げたNothing Phone(3a)はミドルスペックとして丁度良いバランスに仕上がっている。
デザイン、画面の綺麗さ、バッテリー、カメラや機能など優秀な部分に加えて、アップデート保証が充実しているのも大きな魅了だ。
メモリ | ストレージ | 定価(税込) |
8GB | 128GB | 54,800円 |
12GB | 256GB | 59,800円 |
2つのモデルの価格差が僅か5,000円なら間違いなくメモリ12GBモデルを選ぶ方が良い。ちなみにGoogle Pixel 9aはストレージだけ128GBから256GBにしただけで15,000円高くなる。
とはいえ、スマホは日常生活に欠かせないものだからこそ、慎重に選びたい。自分がスマホに求めるものをしっかりと理解した上で購入をしてほしい。
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📱 Nothing Phone (3a) 実機レビュー動画
文章だけでは伝わりにくい実際の動作感やゲーム性能を動画で詳しく解説しています。
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