2024年10月に発売されたエントリーモデルのXiaomi Redmi 14Cをレビューしていく。
最近はエントリーモデルの数がめっきり減ったし、それがトレンドなら今はコスパよりも性能重視なんだろうか。
Xiaomi Redmi 14Cの特徴【12Cのお兄さん的存在】
特徴
- スペック【2モデル展開で選べる】
- ディスプレイ【6.88インチ&120Hz】
- デザイン【背面は色によって質感が違う】
- CPU【複数のタスクは厳しい】
- おサイフケータイ【非搭載】
- カメラ【デュアルカメラで画質は〇】
- バッテリー【丸2日は大丈夫】
- 充電性能【PD18Wで進化なし】
- 防水性能【公式発表なし】
大画面でリフレッシュレートも120Hzまで対応しデザインも個性的なRedmi 14Cは、結論から言うとXiaomi Redmi 12Cを少し性能をUPさせたお兄さん的なポジションだ。
Xiaomi Redmi 14Cのスペック
Xiaomi Redmi 14Cの簡単なスペックは以下参照
製品名 | Xiaomi Redmi 14C 4GBモデル | Xiaomi Redmi 14C 8GBモデル |
発売日 | 2024年10月17日 | 2024年10月17日 |
OS種類 | Android 14(Xiaomi HyperOS) | Android 14(Xiaomi HyperOS) |
CPU | MediaTek Helio G81-Ultra | MediaTek Helio G81-Ultra |
ストレージ | 128GB | 256GB |
メモリ | 4GB | 8GB |
外部メモリ | 最大1TB | 最大1TB |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
バッテリー容量 | 5160mAh | 5160mAh |
画面サイズ | 6.88インチ | 6.88インチ |
画面解像度 | 1640×720 | 1640×720 |
パネル種類 | 液晶 | 液晶 |
背面カメラ画素数 | メイン:約5000万画素 補助レンズ |
メイン:約5000万画素 補助レンズ |
前面カメラ画素数 | 約1300万画素 | 約1300万画素 |
幅×高さ×厚み | 77.8×171.88×8.22mm | 77.8×171.88×8.22mm |
重量 | 204g~ | 204g~ |
カラー | ミッドナイトブラック セージグリーン スターリーブルー |
ミッドナイトブラック セージグリーン スターリーブルー |
おサイフケータイ/FeliCa | 無 | 無 |
ワイヤレス充電 | 無 | 無 |
急速充電 | PD18W | PD18W |
認証機能 | 指紋/顔認証 | 指紋/顔認証 |
耐水・防水 | - | - |
イヤホンジャック | ○ | ○ |
5G | - | - |
無線LAN規格 | Wi-Fi:2.4GHz|5GHz | Wi-Fi:2.4GHz|5GHz |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 | Bluetooth 5.4 |
NFC | - | - |
デュアルSIM | ○ | ○ |
SIM情報 | nano-SIM × 2 | nano-SIM × 2 |
その他、Xiaomi Redmi 14Cのスペックはリフレッシレートが最大120Hzまで対応しており、画面のピーク輝度は450nitとなっている。リフレッシュレートは固定か自動かを選択できる。
Xiaomi Redmi 14CのAnTuTuスコア【25万点】
AnTuTuのベンチマークテストを3回実施し、計測している。
スコアはCPUとメモリを見れば大体予想はできるので、実際の動作を見ることに意味がある。Xiaomi Redmi 12Cと比べると若干のUPはしたものの、その差を体感できるレベルなのか。
機種名 | スコア結果 | CPU |
Xiaomi Redmi 14C | 259106 | MediaTek Helio G81-Ultra |
Xiaomi Redmi 12 5G | 415323 | Qualcomm Snapdragon 4 Gen 2 |
Xiaomi Redmi 12C | 214477 | MediaTek Helio G85 |
とはいえ、他社があまりエントリーモデルを発売しないことを考えると、これくらいの性能(CPU)に抑えないと採算が取れないと予想する。
Xiaomi Redmi 14Cのバッテリー【7時間46分】
Xiaomi Redmi 14Cのバッテリー性能をアプリ「PCMARK for Android」で計測
機種別バッテリーテスト結果 | ||
機種名 | 計測結果 | 容量 |
Xiaomi Redmi 14C | 7時間46分 | 5,160mAh |
Xiaomi Redmi 12 5G | 9時間5分 | 5,000mAh |
Xiaomi Redmi 12C | 6時間19分 | 5,000mAh |
※すべての機種を輝度最高値にして計測
バッテリー持ちは”低”という結果になった。やはりXiaomi Redmi 12Cと同じコンセプトであり、CPU性能に続いてバッテリーも若干の性能はUP。ただ容量に比べて持ちは良いとは言えない。
バッテリー持ちの目安 | |
最高 | 100%→20%まで10時間以上 |
高 | 100%→20%まで9時間以上 |
中 | 100%→20%まで8時間以上 |
低 | 100%→20%まで7時間以上 |
最低 | 100%→20%まで6時間以上 |
ゴミ | 100%→20%まで5時間以上 |
単純計算で輝度最大値で100%を使い切るには10時間近くかかる計算となる。
Xiaomi Redmi 14Cの外観デザイン
Xiaomi Redmi 14Cの外観
背面デザインは4眼レンズのような(実際はメインレンズ+補助レンズ+フラッシュ+飾り)デザインが高級感を感じさせる。
ディスプレイサイズは6.88インチでドットドロップディスプレイを採用している。
Xiaomi Redmi 14Cのカラー展開はミッドナイトブラック、セージグリーン、スターリーブルーの3色だ。
6.88インチはさすがにデカい。
ベゼル幅は画面が大きいせいか薄く感じる。
本体サイズは高さ77.8mm、幅が約171.88mm、厚み約8.22mmとなる。
Xiaomi Redmi 14CはeSIM非対応、物理SIM2枚のデュアルSIMに対応。microSDを使っての外部拡張は最大1TBまでとなっている。(すべて独立)
付属のソフトカバーを着けるとこんな外観になる。
Xiaomi Redmi 14CとRedmi 12Cの比較
見た目やサイズは異なるもののXiaomi Redmi 12Cと性能を比べると、メモリやストレージ、そしてバッテリーを強化したのがXiaomi Redmi14Cだ。
Xiaomi Redmi 14Cで使える対応バンド【全キャリアOK】
Xiaomi Redmi 14Cでの対応バンドは以下参照
機種名 | Xiaomi Redmi 14C | |
---|---|---|
共通 | 4G | B1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/20/26/28/38/40/41/66 |
5G | 非対応 |
※赤字は安定的な通信に必須なバンド
Xiaomi Redmi 14Cは主要キャリアすべてで問題なく通話・データ通信が可能。
キャリア別 重要バンド | |
ドコモ | B1/3/19 |
au | B1/3/18/26 |
ソフトバンク | B1/3/8 |
楽天モバイル | B3/18/26 |
Xiaomi Redmi 14Cのカメラ【デジタル10倍】
Xiaomi Redmi 14Cはを5000万画素の静止画が撮影可能。
Xiaomi Redmi 14Cのカメラ評価
- 静止画:広角レンズは欲しいが想像より悪くなかった
- 動画:手ブレ補正は弱く、動画機能は物足りない
Xiaomi Redmi 14Cのカメラスペック
画素数/解像度 | レンズ | 備考 | |
背面カメラ | 5000万画素 | f/1.8 | |
補助レンズ | |||
前面カメラ | 1300万画素 | f/2.0 | |
背面カメラ (動画) |
1080P 720P |
30 FPS 30 FPS |
エントリーモデルでは仕方がないが、どうしてもカメラは弱い。
Xiaomi Redmi 14Cで撮影【日中】
曇り空がそのままの質感で撮影ができている。AIによる過度な補正は入らない。
Xiaomi Redmi 14Cで撮影【日中・10倍デジタルズーム】
Xiaomi Redmi 14Cで撮影【その他】
日中ではエントリーモデルとして十分なレベルで撮影ができた。
Xiaomi Redmi 14Cのデメリット
デメリット
- 防水性能【公式発表なし】
- おサイフケータイ【非搭載】
- CPU【複数のタスクは厳しい】
防水性能【公式発表なし】
Xiaomi Redmi 14Cの防水性能は未発表であるため、防水はないと思った方がいい。スマホを濡らすことはないと思うが、急な雨やお風呂で使用するなどは注意が必要だ。
おサイフケータイ【非搭載】
あると便利なおサイフケータイだが、日本独自の仕様のためどうしてもエントリーモデルには搭載されにくい。
CPU【複数のタスクは厳しい】
エントリーモデルはベンチマークスコアが20万点台を抜けきらない。日常使いに大きな支障はないが、複数タスクでガシガシ使うには心もとないスコア結果だった。
Xiaomi Redmi 14Cのメリット
メリット
- スペック【2モデル展開で選べる】
- ディスプレイ【6.88インチ&120Hz】
- デザイン【背面は色によって質感が違う】
- カメラ【デュアルカメラで画質は〇】
- バッテリー【丸2日は大丈夫】
- 充電性能【PD18Wで進化なし】
ディスプレイ【6.88インチ&120Hz】
Xiaomi Redmi 14Cは6.88インチで大画面な上、120Hzのリフレッシュレートというスペックだからブラウザやアプリが使いやすい。
カメラ【デュアルカメラで画質は〇】
正直、エントリーモデルのネックはカメラだろう。安さを選んでいるので我慢は必要だが、スマホのカメラほど便利なものはない。風景や人物だけじゃなく、仕事の記録などでも活かせる。
充電性能【PD18Wで進化なし】
充電性能は大きな進化はないが、33Wのチャージャーが付属している点はありがたい。別の製品の急速充電にも使えるし、汎用性は高いオマケだ。
Xiaomi Redmi 14Cのまとめ
Xiaomiのスマートフォンは他社に比べても、価格は低価格でありながら性能は高いことが多い。
エントリーモデルを選ぶコツは「目的」を明確にすること。
とはいえ、スマホは日常生活に欠かせないものだからこそ、慎重に選びたい。自分がスマホに求めるものをしっかりと理解した上で購入をしてほしい。
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