motorolaから最新ミドルレンジスマートフォン「moto g 53j 5G」が発売された。前作のmoto g 52j 5Gは大画面でありつつバランスのとれたスマートフォンだった。
最近はミドルスペックの層が薄くなってきているので期待したい。
moto g 53j 5Gの特徴【派手さのないミドル】
特徴
- メモリ【8GB搭載で重くなりにくい】
- 画面【6.5インチで日常が華やかに】
- おサイフケータイ&デュアルSIM対応【eSIM×nanoSIM】
- バッテリー【丸一日OK】
- スピーカー【高音質なステレオスピーカー搭載】
- カメラ【価格以上に綺麗に撮れる】
前作とは全く違うスマートフォンになっている印象だ。スペックや機能も派手さはない。
moto g 53j 5Gのスペック
moto g 53j 5Gの簡単なスペックは以下参照
製品名 | moto g53j 5G SIMフリー |
発売日 | 2023年6月16日 |
OS種類 | Android 13 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 480+ 5G |
ストレージ | 128GB |
メモリ | 8GB |
充電端子 | USB Type-C |
外部メモリタイプ | microSDXCメモリーカード |
外部メモリ最大容量 | 1024GB |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
画面サイズ | 6.5インチ |
画面解像度 | 1600x720 |
パネル種類 | LCD |
背面カメラ画素数 | メイン:約5000万画素 マクロ:約200万画素 |
前面カメラ画素数 | 約800万画素 |
幅×高さ×厚み | 74.66×162.7×8.19mm |
重量 | 183g |
カラー | インクブラック アークティックシルバー |
おサイフケータイ/FeliCa | おサイフケータイ |
急速充電 | 〇 |
認証機能 | 指紋/顔認証 |
防水/防塵 | IP52 |
イヤホンジャック | ○ |
5G | ○ |
無線LAN規格 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 |
NFC | ○ |
デュアルSIM | ○ |
SIM情報 | nano-SIM/eSIM |
moto g 53j 5GはQualcomm製のCPU「Snapdragon 480+ 5G」を搭載しており、ベンチマークのスコア、実際のゲーム性能についてなどをチェックしていく。
moto g 53j 5GのAnTuTuスコア【35万点】
AnTuTuのベンチマークテストを3回実施し、計測している。
スコアはCPUとメモリを見れば大体予想はできるので、実際の動作を見ることに意味がある。ここ最近のミドルレンジとしてはスコアは低めだ。しかも、AnTuTuのバージョン10はバージョン9より1割増しで計測される。
機種名 | スコア結果 | CPU |
moto g 53j 5G | 350622 | Qualcomm Snapdragon 480+ 5G |
OPPO Reno9 A | 459074 | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
Galaxy A23 5G | 284814 | MediaTek Dimensity 700 |
リフレッシュレートは最大120Hzの駆動で「自動・60Hz・120Hz」から選択できる。
moto g 53j 5Gのバッテリー【8時間13分】
moto g 53j 5Gのバッテリー性能をアプリ「PCMARK for Android」で計測
機種別バッテリーテスト結果 | ||
機種名 | 計測結果 | 容量 |
moto g 53j 5G | 8時間13分 | 5,000mAh |
OPPO Reno9 A | 8時間53分 | 4,500mAh |
Xiaomi Redmi Note11 | 8時間37分 | 5,000mAh |
※すべての機種を輝度最高値にして計測
バッテリー持ちはギリギリ”中”という結果になった。容量は5,000mAhと大容量ではあるが、大容量の中ではスコア結果が低い。長期間使うことで一気にパフォーマンスが落ちそうだ。
バッテリー持ちの目安 | |
最高 | 100%→20%まで10時間以上 |
高 | 100%→20%まで9時間以上 |
中 | 100%→20%まで8時間以上 |
低 | 100%→20%まで7時間以上 |
最低 | 100%→20%まで6時間以上 |
ゴミ | 100%→20%まで5時間以上 |
単純計算で100%を使い切るには10時間以上かかる計算となる。少し心もとないか。
moto g 53j 5Gの外観デザイン
moto g 53j 5Gの外観
背面デザインは二眼レンズで片方はマクロレンズとなっている。
ディスプレイサイズは6.5インチでディスプレイには液晶ディスプレイを採用しており、発色は気にならないが輝度が低め。
moto g 53j 5Gのカラー展開はインクブラック、アークティックシルバーの2色だ。
本体は6.5インチはさすがに大くて手に収まりが悪い。重さが183gで厚みが8.19mmとケースを付けると重量は気になるところ。
ベゼル幅はアゴの部分に厚みがある。
レンズの突起は非常に薄く気にならない。付属のケースを付ければ完全にカバーできる。
moto g 53j 5GはeSIMと物理SIMのデュアルSIM(シングルSIMスロット)に対応。microSDを使っての外部拡張も最大1TBまで可能だ。
moto g 53j 5Gの本体サイズは高さ162.7mm、幅が約74.66mm、厚み約8.19mm、重さは約183g。
moto g 53j 5Gで使える対応バンド【全キャリアOK】
moto g 53j 5Gの対応バンドは以下参照
機種名 | moto g 53j 5G | |
---|---|---|
SIMフリー | 4G | B1/2/3/4/8/11/12/17/18/19/26/28/38/41/42 |
5G | n3/28/41/77/78 |
※赤字は安定的な通信に必須なバンド
moto g 53j 5Gは主要キャリアすべてで問題なく通話・データ通信が可能。
キャリア別 重要バンド | |
ドコモ | B1/3/19 |
au | B1/3/18/26 |
ソフトバンク | B1/3/8 |
楽天モバイル | B3/18/26 |
moto g 53j 5Gのカメラ【デジタル8倍】
moto g 53j 5Gはを5,000万画素の静止画が撮影可能。
moto g 53j 5Gのカメラ評価
- 静止画の色味は全体的に薄い
- マクロレンズを使う場面が乏しい
moto g 53j 5Gのカメラスペック
画素数/解像度 | レンズ | 備考 | |
背面カメラ | 5000万画素 | 広角 | f/1.8 |
200万画素 | マクロ | f/2.4 | |
前面カメラ | 800万画素 | f/2.0 | |
背面カメラ (動画) |
メイン:FHD マクロ:HD |
30 FPS 30 FPS |
画素数は5000万画素で広角・マクロに対応でき、デジタルズームは8倍までとなる。
moto g 53j 5Gで撮影【日中】
色味は全体的に濃く解像度はイマイチだが、雰囲気は出せているので悪くない。
moto g 53j 5Gで撮影【日中・マクロ】
moto g 53j 5Gで撮影【日中・8倍デジタルズーム】
moto g 53j 5Gで撮影【暗所・夜景】
moto g 53j 5Gで撮影【暗所・夜景(8倍デジタルズーム)】
moto g 53j 5Gで撮影【その他】
カメラの質感や色味はこのスペック帯にしてはまとまっていると思う。日中・暗所のどちらもそれなりに撮影ができるし「プロモード」を使ってみると案外盛れるかもしれない。
moto g 53j 5Gのデメリット
デメリット
- 顔認証【マスク着用は認証不可】
- ゲーム【種類によっては厳しい】
- 使いやすさ【サイドボタンの配置が微妙】
- 画面【液晶パネル採用で輝度が低い】
- カメラ【マクロレンズは使い道が乏しい】
- 防水/防塵【IP52と低いので注意が必要】
顔認証【マスク着用は認証不可】
moto g 53j 5Gは顔認証を搭載しているがマスク着用時には認証できない。指紋も顔認証も精度と速度は申し分なかっただけに残念だ。
使いやすさ【サイドボタンの配置が微妙】
moto g 53j 5Gはの右側面にあるボタンは結構高めに設計されており、電源ボタンは指紋認証も兼ねているため上部にあり過ぎると指が触れられない。同じくボリュームキーも位置が上過ぎて操作しづらい。
防水/防塵【IP52と低いので注意が必要】
前作からスペックダウンした部分が防水/防塵だ。前作はIP68だった防水/防塵機能が今作では「IP52」と大幅に下がった。安心して日常使いするには必要な機能だけに残念だ。
moto g 53j 5Gのメリット
メリット
- メモリ【8GB搭載で重くなりにくい】
- 画面【6.5インチで日常が華やかに】
- おサイフケータイ&デュアルSIM対応【eSIM×nanoSIM】
- バッテリー【丸一日OK】
- スピーカー【高音質なステレオスピーカー搭載】
- カメラ【価格以上に綺麗に撮れる】
メモリ【8GB搭載で重くなりにくい】
moto g 53j 5Gは前作のmoto g52j 5Gと比べてメモリが8GBに増量したことで複数のアプリを開いていても重くなりにくい。
画面【6.5インチで日常が華やかに】
ディスプレイは前作よりサイズダウンしたが、それでも6.5インチは動画視聴やネットサーフィンで活躍する。本体重量や厚みも薄くなったので携帯性もアップした。
カメラ【価格以上に綺麗に撮れる】
moto g 53j 5Gはエントリーとミドルスペックの中間くらいで価格もリーズナブルなのだが、カメラ性能は日中・暗所のどちらもそこそこキレイに撮れる。
moto g 53j 5Gのまとめ
moto g 53j 5Gは性能よりも手に取りやすい価格にまとめたライトユーザー向けのスマートフォンとなっている。
moto g 53j 5Gは両親のスマホやサブ機として活躍しそうだ。
とはいえ、スマホは日常生活に欠かせないものだからこそ、慎重に選びたい。自分がスマホに求めるものをしっかりと理解した上で購入をしてほしい。
【動画で観る】moto g 53j 5G のレビュー
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