Xiaomi Redmi Note11の発売日は2022年3月10日で、価格.comのスマホランキングでも根強い人気を誇っている。有機ELディスプレイを採用したエントリーモデルは2023年に入っても数少ないコスパに優れた機種だ。
Xiaomi Redmi Note11のスペックは、メモリは4GB、内部ストレージは64GB、CPUがQualcomm Snapdragon 680を搭載。また、6.43インチのディスプレイ、5000mAhのバッテリー、5000万画素の4眼カメラを搭載したスマートフォンだ。
Xiaomi Redmi Note11の総合評価は下記のとおり
満足度 | ★★★★☆ |
デザイン | ★★★☆☆ |
携帯性 | ★★★☆☆ |
基本動作(快適さ) | ★★★☆☆ |
ゲーム性能 | ★★☆☆☆ |
画面表示&綺麗さ | ★★★★☆ |
バッテリー | ★★★★☆ |
スピーカー | ★★★☆☆ |
カメラ | ★★★☆☆ |
この記事では、Xiaomi Redmi Note11の実機を使って、外観、スペック、指紋・顔認証、バッテリー、スピーカー、ゲームやアプリ、メリット・デメリットなど、触って感じた評価とデータをもとに分かりやすくレビューしている。
Xiaomi Redmi Note11の外観をチェック
Xiaomi Redmi Note11の外観をチェック
外箱は大き目でXiaomi製品の定番サイズ
同梱物はクイックスタートガイド、SIMピン、33W充電アダプタ、Type-Cケーブル、ソフトケースと盛りだくさんだ。
保護フィルムは出荷時の簡易フィルムしか付属していないので、日本旭硝子 硬度9Hの保護フィルムを購入した。
ディスプレイサイズは6.43インチでそれなりに大きい。しかし、有機ELディスプレイを採用している分、その恩恵を大画面で受けられる。
Xiaomi Redmi Note11のディスプレイはノッチがないタイプだ。
ベゼル幅は普通で、アゴ部分は分厚い。
背面デザインは4眼カメラが際立っている。それ以外はシンプルだ。そこまでカメラレンズの突起は気にならないが、購入時に同梱されている純正ケースを付ければ解決する。
Xiaomi Redmi Note11のカラー展開はトワイライトブルー、スターブルー、グラファイトグレーの3色となる。
コーティングはマットな質感で指紋が付きにくいのがうれしい。


右側面:ボリュームキー、指紋認証 兼 電源ボタン


左側面:SIMトレイ


底面:マイク、Type-Cポート、スピーカー


上面:イヤホンジャック、マイク、スピーカー
Xiaomi Redmi Note11はeSIM非対応。nanoSIMのデュアルSIMには対応している。microSDで外部拡張も可能だ。
Xiaomi Redmi Note11の本体サイズは高さ159.87mm、幅が約73.87mm、厚み約8.09mm、重さは約179g。コンパクトさで言えばやっぱりGalaxy A23 5Gが際立つ。
持ちやすさはディスプレイサイズの割には良い。本体厚みが8.09mmと薄いので、手に収まりやすい。
片手で操作は一般的な男性の手の大きさでもちょっと厳しい。
Xiaomi Redmi Note11のスペック性能をレビュー
Xiaomi Redmi Note11のスペック表やベンチマーク結果を掲載。
Xiaomi Redmi Note11のスペック表
Xiaomi Redmi Note11のスペックは以下参照
やはり目を引くのがディスプレイ部分。エントリーモデルでありながらディスプレイ解像度2400×1080はYouTubeなどを観る場合は有利だ。
Xiaomi Redmi Note11のベンチマークスコア
AnTuTuのベンチマークテストを3回実施し、計測している。
スコアはCPUとメモリを見れば大体予想はできるので、実際の動作を見ることに意味がある。やはりゲームは厳しいか。
この項目を5段階で評価
- 超快適
- 快適
- 普通
- もたつく
- 重い
普段よく使うブラウザやアプリではこんな感じ。
Chrome | 普通 |
Google Map | 普通 |
普通 | |
YouTube | 普通 |
日常使いには問題は見当たらない。リフレッシュレートが90Hzに対応しているところがかなりうれしい。
Xiaomi Redmi Note11で利用できる設定・便利機能
Redmi Note11にある便利機能。
シンプルモード | ○ |
ジェスチャーショートカット | ○ |
片手操作モード | ○ |
持ち上げてスリープ解除 | ○ |
ダブルタップでスリープON/OFF | ○ |
高齢者に優しいシンプルモードから、手が小さな女性向けの片手モードまで搭載している。
Xiaomi Redmi Note11のゲーム・アプリ動作をチェック
Xiaomi Redmi Note11に興味がある人がゲーム性能について知りたいかは疑問だが、下記の4つのゲームは結論「カクつき・重さを感じる」となる。それでも、ひと昔前であればこの価格のスマホではゲームをするのは完全に無理なレベルだったが、それができるのはスゴイことだと思う。
この項目を6段階で評価
- 超快適
- 快適
- 普通
- カクつき・重い
- 重い
- ガクガク
Xiaomi Redmi Note11でモンストの動作チェック
Xiaomi Redmi Note11でモンストの動作については"普通"。問題なく遊べる。
Xiaomi Redmi Note11でポケモンGOの動作チェック
Xiaomi Redmi Note11でポケモンGOの動作は、"カクつき・重い"。
Xiaomi Redmi Note11でPUBGモバイルの動作チェック
グラフィックは「スムーズ」で「高」まで、「標準」は「中」まで選択可能
ギリギリというかまともにマッチで戦うのは難しい。
Xiaomi Redmi Note11で原神の動作チェック
Xiaomi Redmi Note11で原神の動作は、"カクつき・重い"。
デフォルトの画質は「低」、フレームレートは「30」。スムーズをキープしながらであれば動作はカクつきながらもプレイはできる。
総評として、ゲーム性能はやはりCPUとメモリも低いので厳しいが、有機ELディスプレイのおかげでゲームのグラフィックが映える点はプラス評価。
Xiaomi Redmi Note11で使える通信キャリアをチェック
Xiaomi Redmi Note11で使えるバンドは以下のとおり。なお、情報はすべて公式から公表されたものだけを掲載。
機種名 | Xiaomi Redmi Note11 |
---|---|
バンド | 4Gバンド:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/38/40/41/66 |
5Gバンド:非対応 |
Xiaomi Redmi Note11は主要キャリアすべてで問題なく通話・データ通信が可能。
▼周波数帯ごとのキャリア対応表は下記を参照
Xiaomi Redmi Note11のカメラをレビュー
Xiaomi Redmi Note11は4眼レンズのカメラを搭載し、5000万画素の静止画が撮影可能。
この項目を5段階で評価
- 超良い
- 良い
- 普通
- 微妙
- 悪い
カメラ性能の評価はこんな感じ。
静止画 | 普通 |
動画 | あまり良くない |
Xiaomi Redmi Note11のカメラ・動画撮影性能をチェック
Xiaomi Redmi Note11のカメラスペック(背面)
5000万画素 | f/1.8 |
800万画素 | f/2.2 FOV 118° |
200万画素 | f/2.4 |
200万画素 | f/2.4 |
Xiaomi Redmi Note11のカメラスペック(前面)
画素数 | 1300万画素 |
F値 | F2.4 |
Xiaomi Redmi Note11の動画スペック(背面)
ビデオ撮影解像度 | 1080 p 1920 x 1080 | 30 fps 720 p 1280 x 720 | 30 fps |
4眼レンズと聞くと凄そうに思えるが、そこはあくまでもエントリーモデル。過度な期待は禁物だ。
Xiaomi Redmi Note11のカメラで撮影した作例
Xiaomi Redmi Note11を使って撮影してきたものを紹介
▼日中
色合いはパキッとした濃い色が目立つ。細部に関しては画像が粗い。
▼広角
▼暗所・夜景
▼暗所・夜景(広角)
正直、暗所や夜間には弱いと感じた。粗さが目立つというよりは圧倒的に光の取り込みが弱い。マニュアルで調整できるかもしれないが、デフォルトでこれだと評価は厳しい。
Xiaomi Redmi Note11のバッテリー持ちをチェック
Xiaomi Redmi Note11のバッテリー性能をチェック
この項目は6段階で評価
- 超良い(100%→20%まで10時間以上)
- 良い(100%→20%まで9時間以上)
- 普通(100%→20%まで8時間以上)
- 微妙(100%→20%まで7時間以上)
- 悪い(100%→20%まで6時間以上)
- 超最悪(100%→20%まで5時間以上)
※輝度を最大値にして計測した場合
バッテリー持ちは普通。
機種別バッテリーテスト結果
機種名 | 計測結果 | バッテリー容量 |
Xiaomi Redmi Note11 | 8時間37分 | 5,000mAh |
Xiaomi Redmi 12C | 6時間19分 | 5,000mAh |
Galaxy A23 5G | 9時間48分 | 4,000mAh |
※すべての機種を輝度最高値にして計測
同じRedmiシリーズでもRedmi Note11とRedmi 12Cではバッテリー性能が全く違う。輝度を最高値にして100%から20%までがXiaomi Redmi Note11は約8時間30分、100%すべてを使い切るには10時間50分程度かかる。ライトユーザーの丸1日はまず確実に持つ。
Xiaomi Redmi Note11の指紋・顔認証をチェック
Xiaomi Redmi Note11は、指紋認証・顔認証どちらにも対応。
指紋認証の精度は問題なし。認証スピードもそれなりなので、日常でストレスなく使える。
顔認証の精度・スピードは問題なし。しかも、マスク着用でも認証はできる。
Xiaomi Redmi Note11のスピーカー(音質)をチェック
Xiaomi Redmi Note11は、ステレオスピーカーを搭載している。
この項目を5段階で評価
- 超良い
- 良い
- 普通
- 微妙
- 悪い
評価は”良い”。ステレオスピーカーで臨場感あるし、ゲームとの相性やYouTube視聴に最適。
▼Xiaomi Redmi Note11のステレオスピーカーを録音した音はこちら
フリー音源 Song: inherit the Light Trail
Link: https://musmus.main.jp/
ただ、スマホのスピーカーで音楽や動画を視聴する人がどれくらい居るかって話ではある。
Xiaomi Redmi Note11のメリット
Xiaomi Redmi Note11を実際に使ってみて分かったメリット
メリット
⭕ 有機ELディスプレイ採用
⭕ リフレッシュレート90Hzに対応
⭕ バッテリーは丸1日持つので安心
⭕ 顔認証はマスク着用時でも認証
⭕ 電子コンパス搭載
⭕ イヤホンジャックと外部拡張あり
⭕ ステレオスピーカー搭載
有機ELディスプレイ採用だからキレイ
Xiaomi Redmi Note11は有機ELディスプレイを採用しているから画面が鮮やかで目にも優しい。
普段SNSを観る時にもディスプレイが綺麗だとインスタグラムなどで食べ物の画像など、より鮮明に美味しそうに見える。
顔認証はマスク着用時でも認証可能
Xiaomi Redmi Note11は顔認証時にマスクを着用していても認証してくれる。同じくエントリーモデルのGalaxy A23 5Gはマスクを着用しての顔認証はできなかった。
電子コンパス搭載しているからMAPが快適に使える
Xiaomi Redmi Note11には電子コンパスが搭載されている。ミドル〜ハイエンドでは当たり前のセンサーだが、エントリーモデルでは付いてないものも多い。安心してGoogle Mapを活用できる。
Xiaomi Redmi Note11のデメリット
Xiaomi Redmi Note11を実際に使ってみて分かったデメリット
デメリット
❌ 4眼カメラは見せかけでカメラは大したことない
❌ 3D処理が弱くゲームは難しい
❌ 防水防塵がIP53と低い
❌ 5Gやおサイフケータイには非対応
4眼カメラは見せかけでカメラは大したことない
Xiaomi Redmi Note11は4眼レンズを採用しており、見た目のインパクトはあるが、実際に撮った写真のクオリティは思ったほどは綺麗ではない。特に暗所には弱い。
防水防塵がIP53と低い
防水防塵性能がIP53なのは微妙だ。オマケ程度の性能なので過度な信用は禁物。スマホは丁寧に扱うべき。
5Gやおサイフケータイには非対応
Xiaomi Redmi Note11は5Gやおサイフケータイには対応していない。実際今でも4Gで十分なとこあるし、QRコード決済の方が主流になってしまったのでなくてもいいが、あったら便利がおサイフケータイって感じ。
Xiaomi Redmi Note11の口コミ・評判をチェック
Redmi Note11のクチコミ(男性)
おサイフなどの機能がないためサブ端末向け。発色の良い有機ELを搭載しているためエンタメ用として活用するのが良い使い方だと思う。


Xiaomi Redmi Note11の評価まとめ
エントリーモデルでありながら、ディスプレイにこだわりつつ価格を抑えた企業努力の結晶とも言えるスマホ。ガジェット好きにはサブ機止まりでだが、ライトユーザーであればメイン機で使えるスマホとなっている。
Xiaomi Redmi Note11の総合評価は下記のとおり
満足度 | ★★★★☆ |
デザイン | ★★★☆☆ |
携帯性 | ★★★☆☆ |
基本動作(快適さ) | ★★★☆☆ |
ゲーム性能 | ★★☆☆☆ |
画面表示&綺麗さ | ★★★★☆ |
バッテリー | ★★★★☆ |
スピーカー | ★★★☆☆ |
カメラ | ★★★☆☆ |
Xiaomi Redmi Note11は発売から時間がたっても人気な理由が分かるスマホだった。
サブ機中のサブ機って感じだが、ディスプレイが大きい分、仕事用にも良いかもしれない。
とはいえ、スマホは日常生活に欠かせないものだからこそ、慎重に選びたい。自分がスマホに求めるものをしっかりと理解した上で購入をしてほしい。


【動画で観る】Xiaomi Redmi Note11 のレビュー
Xiaomi Redmi Note11の価格とお得に買う方法
Xiaomi Redmi Note11の販売価格は以下のとおり
価格 | キャンペーン&割引情報 | |
Amazon | 24,800円 | |
OCNモバイルONE | 18,634円 |
|
IIJmio | 20,500円 |
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Xiaomi Redmi Note11の本体価格は、各キャリアで違うので自分に合ったお得なキャリアで購入してみよう。
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