Apple Watch Ultaraのクローンをたくさん紹介してきたが、その中のつ1「DT8Ultra」 に改良版が登場した。そもそもクローン(コピー品)に改良するというのが面白い。
今回の改良でDT8 Ultraはどう変わったのかを徹底的に検証していく。
DT8 Ultra Maxのスペックは、2.1インチのIPS液晶、500種類を超えるウォッチフェイス、バッテリーは380mAhを搭載。
また、価格がAliExpressでは約3,000円台で購入できるスマートウォッチとなっており、あくまでもApple Watch Ultraのクローンとしてのジョークグッズだ。
DT8 Ultra Maxの総合評価は下記のとおり
満足度 | ★★★☆☆ |
デザイン | ★★★☆☆ |
付け心地 | ★★★★☆ |
基本動作(快適さ) | ★★★★☆ |
GPS性能※非搭載 | ☆☆☆☆☆ |
画面表示&綺麗さ | ★★★☆☆ |
バッテリー | ★★★☆☆ |
防水性能 | ★★☆☆☆ |
アプリ | ★★★★☆ |
この記事では、DT8 Ultra Maxの実機を使って、外観、スペック、バッテリー、GPS性能、防水性能、アプリ、メリット・デメリットなど、触って感じた評価とデータをもとに分かりやすくレビューしている。
DT8 Ultra Maxの外観をチェック
DT8 Ultra Maxの外観をチェック
外箱は配色がすでに中華ガジェットっぽいのがおもしろい。
同梱物は説明書、シリコン・メッシュバンド、充電用ケーブル(Type-A)、保護ソフトケースとなっている。
DT8 Ultra Maxのボディカラーはブラックとシルバー2色で、バンドはシリコン製で公式ストアではブラックとオレンジの2色のみ。基本的にApple Watchと互換性があるため、種類は無限にある。


ダイヤルクラウン:回すと文字盤変更、押すと消灯 右下ボタン:タスク一覧


オレンジボタン:スポーツモード
背面はプラスチックに光沢のある加工がされている。
付属バンドはシリコン製で、厚みや触り心地は悪くない。
DT8 Ultra Maxの本体サイズは高さ49mm、幅が約43mm、厚み約11.5mm、重さは約64g(ストラップ含む)。
DT8 Ultra Maxのスペックをレビュー
DT8 Ultra Maxのスペック表を掲載。
DT8 Ultra Maxのスペック表
DT8 Ultra Maxのスペックは以下参照
DT8 Ultra Maxはアプリの「WearPro」を使い、日常よく使うスマホアプリの通知をウォッチに飛ばすことができる。
前作「DT8Ultra」よりフォントやサイズが大きくなり、圧倒的に視認性がアップした。ただし、なぜか電話の着信がうまくされなかったり、メッセージは通知一覧に貯まるがポップアップで知らせてくれない。今後のアップデートで改善されるかどうか。
通知をONにするには「デバイス」タブにある応用通知をタップし、その中にある通知を許可したいアプリをONにするだけだ。
バイブレーションに関しては「普通」だと思う。振動以外にもウォッチ側で通知音をONにすることもできるので通知を見逃しにくいのは良い。
DT8 Ultra Maxで利用できる機能
DT8 Ultra Maxのメニュー一覧
スポーツメニューは13種類で、その中でも155種類の競技に対応したモードがある。
DT8 Ultra Maxの運動をチェック
DT8 Ultra Maxは11種類のトレーニングメニューが搭載されている。
DT8 Ultra Maxのウォーキングをチェック
DT8 Ultra Maxの「スポーツ」に関する機能はGPS非搭載のため、ウォッチ側でルート管理や記録ができない。スマホ側ではGPSを使って移動ルートを保存することができ、メニューは少ないがその分使いやすいアプリとなっている。
アプリの中にはウォッチと関係はないが、動画付きのワークアウトをダウンロードして視聴できる。
DT8 Ultra Maxの健康管理をチェック
DT8 Ultra Maxは睡眠、心拍数、血中酸素、血圧、体温、心電などがチェックできる。
DT8 Ultra Maxのヘルスケア全体をチェック
DT8 Ultra Maxのヘルスケアに関わる部分は豊富で、精度は不明だがスマートウォッチでヘルスケアを重視する人には嬉しい。
「日・週・月・年」と長期間記録をつけていくことができる。
DT8 Ultra Maxのバッテリー持ちをチェック
DT8 Ultra Maxのバッテリー性能をチェック
標準仕様 | 5日 |
省エネモード | 最大20日 |
表にあるのはスペック表から転記したが、体感値としても標準的な使い方で5日くらいだった。
前作「DT8Ultra」から100mAhの容量アップとなったが、ディスプレイ輝度やレスポンス向上などが影響して、バッテリー持ちに関しては体感的にあまり変わらない。
充電速度は満充電まで3時間以上かかる。
DT8 Ultra Maxの文字盤をチェック
DT8 Ultra Maxのウォッチフェイスは520種類ある。(2023/7/25時点)
種類は圧倒的に多いのだが、やはりクオリティの高いものは少ない。
自分の好みにあったウォッチフェイスを探すのも楽しみの1つでもある。
ウォッチフェイスの幅を広げるために無料アプリでカスタムする方法もある。OS毎に使うアプリは違うが個性的なウォッチフェイスが作れるのでおすすめだ。
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DT8 Ultra Maxのメリット
DT8 Ultra Maxを実際に使ってみて分かったメリット
メリット
⭕ アプリのクオリティはクローンの中では一番高い!
⭕ ディスプレイ解像度&輝度がアップ!
⭕ レスポンスも改善されて快適になった!
⭕ ウォッチフェイスがダントツで多い!
⭕ 通知の振動やポップアップが優秀!
⭕ Apple Watch用のバンド&ケースが装着可能!
アプリのクオリティはクローンの中では一番高い!
DT8 Ultra MaxのアプリはAPPストアでの評価が高い。これは当たり前ではなく、別のクローンで採用されている「Werfit Pro」は評価2.0だし「QiFit」は評価1.7だ。
ディスプレイ解像度&輝度がアップ!
同じウォッチフェイスで2機種の差を確かめてみたが、DT8 Ultra Maxはベゼル幅も細くなり、輝度も明るくなり視認性が大幅にアップした。
レスポンスも改善されて快適になった!


左:DT8 Ultra 右:DT8 Ultra Max
DT8 Ultraではレスポンスがイマイチだったが、今作「DT8Ultra Max」ではその点は改善された。文字も見やすくなったし、使い心地はもはや文句がない。
DT8 Ultra Maxのデメリット
デメリット
❌ Suicaには対応していない!
❌ GPSを搭載していない!
❌ UIがイマイチで安っぽい!
❌ 保護ケースが装着できない!
❌ 充電が遅い!
Suicaには対応していない
DT8 Ultra Maxはデザインや機能も価格以上なのだが、残念ながらSuicaは使えない。今後も使えることはないだろう。
UIがイマイチで安っぽい!
DT8 Ultra MaxはUIまではコピーしていない。外観を似せて中身は普通の中華製スマートウォッチというわけだ。それとは違いHello Watch 3はUIもコピーしている。
保護ケースが装着できない!
DT8 Ultra Max最大のデメリットかもしれないのが本体サイズがApple Watch Ultraと異なる点だ。そのせいでApple Watch Ultra用の保護ケースが装着できない。(ダイヤルクラウンが回らなくなる)
DT8 Ultra Maxの口コミ・評判をチェック
DT8 Ultra Maxのクチコミ(不明)
DT8ultra max使ってましたが、アプリアップデート以降通知が来なくなったのでお蔵入りしました


DT8 Ultra Maxの評価まとめ
DT8 Ultra Maxは改良版ということで、確かにハード面は改良していた。ただ、有機ELディスプレイに比べると見劣りする。
DT8 Ultra Maxの総合評価は下記のとおり
満足度 | ★★★☆☆ |
デザイン | ★★★☆☆ |
付け心地 | ★★★★☆ |
基本動作(快適さ) | ★★★★☆ |
GPS性能※非搭載 | ☆☆☆☆☆ |
画面表示&綺麗さ | ★★★☆☆ |
バッテリー | ★★★☆☆ |
防水性能 | ★★☆☆☆ |
アプリ | ★★★★☆ |
DT8 Ultra Maxはハード・ソフト面のどちらももう一歩足りない。
DT8 Ultra MaxはAliExpressで公式ショップが存在するなど他のクローンウォッチとは違う部分もある。
とはいえ、DT8 Ultra Maxは技適は通過していないため、国内で使う場合は90日以内に留めるなど、詳しくは自身で調べた上で購入してほしい。
筆者の「技適」に関する見解
参考:技適マークのない機器で無線を使っていたので自首してきた。
基本的に自宅内での使用に留め、救急とか消防とかの無線を妨害することがないように努めます。


【動画で観る】DT8 Ultra Max のレビュー
DT8 Ultra Maxの価格とお得に買う方法
DT8 Ultra Maxの販売価格は以下のとおり
価格 | キャンペーン&割引情報 | |
AliExpress | 3,000円~5,000円(税込) |
DT8 Ultra Maxの本体価格は、各販売店で違うので自分に合ったお得なお店で購入してみよう。また、AliExpressは中国のサイト、中国の出品者が販売しているため、トラブルが発生しても日本国内のようにサポートを受けられる可能性は低い。利用する場合は慎重に決めてほしい。
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