11インチのタブレットDOOGEE U11をレビューする。
DOOGEE製のタブレット「Uシリーズ」は子供向けに遊びと学習をサポートするデバイスというコンセプトを持つエントリーモデルだ。
もちろん価格はリーズナブルではあるものの、性能も十分な実用性を兼ね備えているため、大人でも仕事や勉強で活躍できる1台だ。
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DOOGEE U11の特徴【価格以上の快適性で仕事がはかどる】
特徴
- デザイン【カラバリ&カメラが可愛い】
- メモリ【仮想RAM最大16GB】
- ディスプレイ【11インチ&90Hz】
- 充電【10Wと物足りない】
- 通信【SIMカードは非対応】
- カメラ【仕事や勉強に十分対応できる】
- 動画【Widevine L1&NetflixもOK】
DOOGEEは1つベースの製品を作って、それを横展開していくイメージが強かったが「DOOGEE U11」はエントリーモデルではありながら動作は非常に快適だった。それ以外にも背面カメラは仕事の記録用にぴったりで実用度は価格以上だ。
DOOGEE U11のスペック
DOOGEE U11の簡単なスペックは以下参照
製品名 | U11 |
発売日 | 2024年11月 |
OS種類 | Android 15 |
CPU | UNISOC T606 |
ストレージ | 128GB |
メモリ | 4GB(最大16GB拡張RAM) |
外部メモリタイプ | microSD |
外部拡張容量 | 最大2TB |
充電端子 | USB Type-C |
バッテリー容量 | 8,580mAh |
画面サイズ | 11インチ |
画面解像度 | 800×1,280(HD) |
パネル種類 | IPS液晶パネル |
背面カメラ画素数 | 1300万画素 |
前面カメラ画素数 | 500万画素 |
幅×高さ×厚み | 257×169.6×7.9mm |
重量 | 537g(実寸540.5g) |
カラー | オブシディアンブラック ミスティグレー アクアマリーンブルー |
ワイヤレス充電 | × |
急速充電 | ○(10W) |
認証機能 | 顔認証 |
耐水・防水 | - |
5G | × |
無線LAN規格 | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
デュアルSIM | - |
SIM情報 | - |
Widevine | L1 |
エントリーモデルの中でも子供向けのUシリーズはSIMカード非対応となる。
DOOGEE U11のAnTuTuスコア【27万点】
AnTuTuのベンチマークテストを3回実施し、計測している。
スコアはCPUとメモリを見れば大体予想はできるので、実際の動作を見ることに意味がある。エントリーモデルのタブレットによく搭載されているCPUだが安定感は高い。
機種名 | スコア結果 | CPU |
DOOGEE U11 | 275809 | UNISOC T606 |
DOOGEE T30 Ultra | 392121 | MediaTek Helio G99 |
DOOGEE T20 Ultra | 389514 | MediaTek Helio G99 |
他のDOOGEE製タブレットと比較するとスコアの差は大きい。
DOOGEE U11のバッテリー【5時間57分】
DOOGEE U11のバッテリー性能をアプリ「PCMARK for Android」で計測
機種別バッテリーテスト結果 | ||
機種名 | 計測結果 | 容量 |
DOOGEE T30 Ultra | 5時間57分 | 8,580mAh |
DOOGEE T30 Ultra | 6時間24分 | 8,580mAh |
DOOGEE T20 Ultra | 6時間51分 | 10,800mAh |
※すべての機種を輝度最高値にして計測
バッテリー持ちはギリギリで”低”という結果になった。仮想メモリとリフレッシュレートが影響したか。
バッテリー持ちの目安 | |
最高 | 100%→20%まで8時間以上 |
高 | 100%→20%まで7時間以上 |
中 | 100%→20%まで6時間以上 |
低 | 100%→20%まで5時間以上 |
最低 | 100%→20%まで4時間以上 |
ゴミ | 100%→20%まで3時間以上 |
充電速度も10Wと気持ち程度の急速充電だし、自宅や職場などの充電環境がそばにある状態で使用するのに適している。
DOOGEE U11の外観デザイン
DOOGEE U11の外観
レンズ周りのデザインがポップで可愛らしい。
ディスプレイサイズは11インチのIPS液晶パネルを採用している。
DOOGEE U11のカラー展開はオブシディアンブラック、ミスティグレー、アクアマリーンブルーの3色だ。
本体サイズは大きいので片手で持つには厳しい。
ベゼル幅は一般的な厚みで気にならない。
背面はマットな質感で多少の指紋は目立ってしまう。
DOOGEE U11はSIM非対応。microSDを使っての外部拡張は最大2TBまで可能だ。
DOOGEE U11の本体サイズは高さ257mm、幅が約169.6mm、厚み約7.9mm、重さは約537g(実寸540.5g)。
DOOGEE U11とT30 Proの比較
DOOGEE製タブレットの上位モデルと比較すると性能差は確かにある。ぶっちゃけ何をするかによるし、ゲームなどの高負荷をベースに考えるとT30 Proでもスペックは足りない。そう考えるとDOOGEE U11は必要最低限と価格とのバランスが秀逸で、T30 Proの方が中途半端とも言える。
DOOGEE U11で使える対応バンド【SIM利用不可】
DOOGEE U11での対応バンドは以下参照
機種名 | DOOGEE U11 | |
---|---|---|
共通 | 4G | 非対応 |
5G | 非対応 |
※赤字は安定的な通信に必須なバンド
DOOGEE U11はSIMカードによる通信ができないため、Wi-Fi環境下で使用する。
キャリア別 重要バンド | |
ドコモ | B1/3/19 |
au | B1/3/18/26 |
ソフトバンク | B1/3/8 |
楽天モバイル | B3/18/26 |
DOOGEE U11のカメラ【デジタルズーム4倍まで】
DOOGEE U11はを1300万画素の静止画が撮影可能。
DOOGEE U11のカメラ評価
- 静止画:実用的レベルで色味も悪くない
- 動画:画質は低いが仕事で活躍できそう
DOOGEE U11のカメラスペック
画素数/解像度 | レンズ | 備考 | |
背面カメラ | 1300万画素 | デジタル4倍ズーム | |
前面カメラ | 500万画素 | ||
背面カメラ (動画) |
1080p (1920 x 1080) |
30 FPS | デジタル4倍ズーム |
スマホに比べれば当然劣るがエントリーモデルのタブレットとしてはカメラが優秀だった。画質や色味も含めて静止画は普段使いできそうだし、動画も記録用には十分だ。
DOOGEE U11で撮影【日中】
真冬の湖を撮影。透明度と水の冷たさが意外に表現できている。
DOOGEE U11で撮影【デジタルズーム4倍】
DOOGEE U11で撮影【その他】
仕事や勉強の記録用としてカメラを使う場合でも、見えずらい部分の拡大に耐えられる画質が嬉しい。
DOOGEE U11のデメリット
デメリット
- 認証【顔認証速度が遅い】
- 充電【10Wと物足りない】
- 通信【SIMカードは非対応】
認証【顔認証速度が遅い】
DOOGEE U11の認証機能は顔認証のみで、その精度は悪くないが速度は遅め。詳しくは動画で確認を。
充電【10Wと物足りない】
バッテリーテストの結果もあまり良くなかったが、充電速度も急速と呼ぶには微妙な最大10Wまで。家庭や職場で充電しながら使うのがベストかも。
通信【SIMカードは非対応】
子供向けならSIMによる通信は必要ないかもしれない。しかし、大人が仕事や勉強で使うことを考えれば通信機能は欲しい。
DOOGEE U11のメリット
メリット
- デザイン【カラバリ&カメラが可愛い】
- メモリ【仮想RAM最大16GB】
- ディスプレイ【11インチ&90Hz】
- カメラ【仕事や勉強に十分対応できる】
- 動画【Widevine L1&NetflixもOK】
デザイン【カラバリ&カメラが可愛い】
エントリーモデルとデザイン性は両立できないと思っていたが、カラーバリエーションも含めてDOOGEE U11は女性にも喜ばれるデザインだ。
カメラ【仕事や勉強に十分対応できる】
タブレットを仕事や勉強で使うなら、わざわざスマホを出さなくてもDOOGEE U11を使って資料やホワイトボードを撮影し記録すると便利だ。解像度が十分あるため、拡大しても内容が把握できる。
動画【Widevine L1&NetflixもOK】
勉強と休息のメリハリをつけよう。動画視聴も高解像度で楽しめるWidevine L1に対応している。
DOOGEE U11のまとめ
11インチのタブレットが1台あると生活が便利になる。
最新のAndroid15を搭載しているためセキュリティも安心。
とはいえ、タブレットを有効に使うためにサイズやスペックは慎重に選びたい。自分がタブレットに求めるものをしっかりと理解した上で購入をしてほしい。
【動画で観る】DOOGEE U11 のレビュー
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