この記事では最新のスマートリング「Amazfit Helio Ring」の外観や性能をレビューしている。
最近はSamsungなど有名メーカーも参入して活況なスマートリング市場は、スマートウォッチよりも気軽にヘルスケアデータを取得できるとして期待が集まっている。
まだまだ日の浅いカテゴリーだが、使い心地や精度はどうなのかをレビューしている。
Amazfit Helio Ringの特徴【ウォッチと併用で存在価値UP】
特徴
- デザイン【男性向き&若者向きか】
- 装着感【厚みとサイズ選びが難しいか】
- バッテリー【日常使いで最大4日間】
- ヘルスケア【睡眠やメンタルの監視】
- 防水【10ATMで場所選ばず】
- おすすめ【ウォッチと使い分けがベスト】
Amazfit Helio Ringはチタンを採用し、技術的な面からか本体サイズはやや大き目。バッテリー持ちは最大4日間と平日を乗り切ることはできず、まだまだ課題が多いのが現実だ。しかし、Amazfitのスマートウォッチと併用することで真価を発揮する。日中は時計をし、オフモードではリングでデータを取るとバッテリー持ちも伸び、ヘルスケアデータも手厚くカバーできる。
Amazfit Helio Ringのスペック
Amazfit Helio Ringの簡単なスペックは以下参照
項目 | 内容 |
製品名称 | Amazfit Helio Ring |
発売日 | 2024年10月10日 |
モデル | Bluetooth |
カラー | チタン |
本体サイズ | US:8号(16号)、10号(20号)、12号(25号) ※()内は日本サイズ |
ボディ素材 | 外側:チタン合金 内側:樹脂 |
通信規格 | BLE(Bluetooth Low Energy) |
防水/防塵 | 10ATM |
対応OS | iOS/Android |
対応アプリ | Zepp App※タブレット未対応 |
バッテリー容量 | US8号:16.5mAh US10号:18.5mAh US12号:20.5mAh |
本体サイズ | 8×2.6mm |
本体重量 | 4g未満 |
充電方式 | ワイヤレス充電 |
Amazfit Helio RingはZeppアプリと同期することが可能。
アプリではAmazfit Helio Ringの使い方やバッテリーの残容量が確認できる。(iOSとAndroidどちらも使用可能)
防水性能は10ATMだから日常の水仕事やお風呂でも問題なく使える。
Amazfit Helio Ringで計測できるデータ
Amazfit Helio Ringのメニュー一覧
測定項目 | Amazfit Helio Ring | Amazfit Balace |
心拍数 | 〇 | 〇 |
心拍変動 | 〇 | 〇 |
呼吸の質 | 〇 | 〇 |
体温 | 〇 | 〇 |
血中酸素 | 〇 | 〇 |
ストレス | 〇 | 〇 |
睡眠 | 〇 | 〇 |
PAI | 〇 | 〇 |
月経 | 〇 | 〇 |
レディネス | 〇 | 〇 |
歩数 | 〇 | 〇 |
体組成 | 〇 | |
運動記録 | 〇 |
Amazfit Balanceと比較すると、基本的に取得できるデータのほとんどが重複している。しかし、オン/オフを使い分ける目的で、日中のスポーツや仕事の時はスマートウォッチを使い、帰宅して睡眠までのオフの時間をリングでカバーする。
もちろん同時につけてもOKだし、2つのデータはZeppアプリで一元管理がされ、より濃いデータが蓄積される。
Amazfit Helio Ringのバッテリー【最大4日間】
Amazfit Helio Ringのバッテリー性能をチェック
Amazfit Helio Ringのバッテリーは一般的な使い方なら最大4日間も持つ。
USBケーブルは別売りだが専用の充電ベースが付属している。フル充電にかかる時間は約1時間40分となっている。
Amazfit Helio Ringの外観デザイン
Amazfit Helio Ringの外観

同梱物:リング、ワイヤレス充電器、取扱説明書
ボディ外側の素材にはチタンを採用し、無数のドットが個性的なデザイン
背面にはAmazfitのロゴがあり、内側の素材は樹脂製となっている
ヘルスケアなどに使われるセンサーが内側にあって、こんな指輪を着けるなんてまるでサイバーパンクの世界だ。
Amazfit Helio Ring の本体サイズは今回の実機10号で幅8mm、厚み約2.6mm、重さは約3.75gとなっている。
購入前に指まわり(円周)を計測する
まずは細長い紙とペンを用意する。
細長い紙で人差し指を1周巻いて重なる部分にペンで印をつける。
印を定規で測って下記表の中から自分のサイズを確定させる。
リングサイズ(US) | 8 | 10 | 12 |
リングの内周(mm) | 60.3 | 66 | 71.3 |
サイズ(日本) | 16号 | 20号 | 25号 |
ちなみにAmazfit Helio Ringを装着する指は、精度の関係から人差し指が好ましい。次に中指、薬指の順番に精度が高く、親指は正しく測定できないそうだ。
Amazfit Helio Ringの具体的な使い方【例】
Amazfit Helio Ringを日々の生活の中に取り入れてみよう。
1日のはじまり
まずはZepp Appを開いて昨日1日のパフォーマンスと今日の準備度を確かめる。
仕事に出かける(スマートウォッチ装着)
さあ仕事に出かけるぞ。Amazfitのスマートウォッチを身につけて通勤中の歩数もチェック。
Amazfitのスマートウォッチには仕事に使える機能がたくさんある。Bluetoothを使ってウォッチで通話やボイスレコーダーで会議を録音することができる。
ジムで身体を動かす
仕事終わりに日課のスポーツジムへ。Amazft Balanceなら体組成も測定できるし、ZeppコーチでAIがトレーニングメニューの提案もしてくれる。
ランナーにとっても強力なサポートツールになる。
ランニング時の詳細なデータが蓄積され、目標までの分析が行える。
さらにZepp Appはサードパーティデータと同期が可能。Amazfitのスマートウォッチ、そしてリングでも同期できる。
家に帰ったら(リングに付け替える)
家族で料理を楽しんだり
リングを着けたままお風呂に入ったり
最後はリングを着けたまま睡眠をしよう。
これで睡眠も仕事中もスポーツ中だって、すべてのシーンで自分のヘルスケアデータを取りこぼすことなく取得ができる。
Amazfit Helio Ringのデメリット
デメリット
- デザイン【男性向き&若者向きか】
- 装着感【厚みとサイズ選びが難しいか】
- バッテリー【日常使いで最大4日間】
デザイン【男性向き&若者向きか】
Amazfit Helio Ringのデザインは男性向き。そして50代以上の男性が身につけていても違和感が残る。ただ、トレーニングのサポートツールとしてではなく、健康が気になる年代にもフィットしたシリーズかデザインを今後に期待したい。
装着感【厚みとサイズ選びが難しいか】
サイズ展開が少ないというかジャストフィットが難しい。人差し指が推奨とあるが、実際に製品を着けてみると圧迫感があってストレスを感じたため、結局薬指で普段を過ごしている。別の指に逃げれるとは言え、オンラインで指輪を買うことの難しさがあった。
バッテリー【日常使いで最大4日間】
バッテリー持ちも今後の大きな課題だろう。何せサイズを小さくしなくちゃいけないのに、バッテリー持ちを良くもしないといけないのだ。だから4日でも十分なんだと思う。でも、1週間お願い。
Amazfit Helio Ringのメリット
メリット
- ヘルスケア【睡眠やメンタルの監視】
- 防水【10ATMで場所選ばず】
- おすすめ【ウォッチと使い分けがベスト】
ヘルスケア【睡眠やメンタルの監視】
こんな小さいボディにヘルスケアセンサーがあるなんて中々信じがたい。睡眠時は付け心地楽だし、寝返りうっても外れることがない。もしバッテリーが切れそうになっても警告音も鳴らないし、睡眠時のモニタリングはリングが最適解だと思う。
防水【10ATMで場所選ばず】
サイズこそまだまだ大きいが指輪というコンパクトさは魅力だし、水仕事やお風呂などプライベートのタスクも10ATMなら全く気にせず使っていける。
おすすめ【ウォッチと使い分けがベスト】
Amazfit Helio Ringを単体で使うというのもアリだし、Amazfitのスマートウォッチと併せて使うのはかなりアリだと思った。寝るとき時計は邪魔だし、日中仕事では指輪は邪魔。その使い分けが結構しっくりきたからオススメ。
Amazfit Helio Ringのまとめ
スマートリングという新しいカテゴリーがこれからどんな発展をするのか。
課題はサイズとバッテリー持ち。あとはApple Tag的な要素もほしい。
価格は標準価格で35,800円とまだまだ高い気がする。Amazonや楽天市場でも販売しているので、お得なセールの日に購入がおすすめ。
【動画で観る】Amazfit Helio Ring のレビュー
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