この記事では最新のスマートウォッチ「GARMIN vivoactive 6」の外観や性能をレビューしている。
今作は2025年4月に発売し、GARMINの最新ウェルネスGPSウォッチとして注目を集めているが、前作とどこが変わったのか。
今回はApple Watch Series 10と軽く比較もしながらレビューしている。
GARMIN vivoactive 6 の特徴【健康を意識し始めたらコレ】
特徴
- デザイン【丸みが可愛いユニセックスデザイン】
- 画面【前作より明るくなったAMOLED】
- バッテリー【標準で11日間】
- 防水【5ATM】
- ヘルスケア【スマート起床アラーム】
- 決済機能【GARMIN Pay & Suica】
GARMINのvivoactiveシリーズはウェルネスGPSウォッチをコンセプトに、手が出しやすい価格と一般的な機能を兼ね備えた健康管理の入門モデルだ。上位モデルにはVenuシリーズがある。今作はAMOLEDディスプレイが明るくなり、新機能の「スマート起床アラーム」は身体に最適なタイミングで目覚めをサポートしてくれる。
GARMIN vivoactive 6 のスペック
GARMIN vivoactive 6の簡単なスペックは以下参照
項目 | 内容 |
製品名称 | GARMIN vivoactive 6 |
モデル | Bluetooth |
カラー | Black/Slate Bone/Lunar Gold Pink Dawn/P.Dawn Metallic Jasper Green/J.Green Metallic |
画面サイズ | 1.2インチ (有機EL) |
解像度/PPI | 390×390 |
通信規格 | - |
防水/防塵 | 5ATM |
MIL規格 | - |
対応OS | iOS/Android |
対応アプリ | GARMIN Connect |
決済機能 | GARMIN Pay/Suica |
バッテリー容量 | - |
本体サイズ | 42.2 x 42.2 x 10.9 mm |
本体重量 | 36g |
ボディ素材 | リサイクルアルミニウム |
ケース素材 | FRP |
バンド素材 | シリコン |
バンド長さ | 125-190 mm |
バンド幅 | 22/26mm |
充電方式 | 有線式充電 |
GARMIN vivoactive 6は「GARMIN Connect」で通知のオン/オフが設定できる。
前作より明るくなったAMOLEDディスプレイで通知やヘルスケアも見やすくなった。
日中・屋外での視認性は悪くない。
前作と比較しても光が写り込んだ場合の視認性の高さが確認できた。
GARMIN vivoactive 6で利用できる機能
GARMIN vivoactive 6のメニュー一覧
GARMINのUIデザインは独特なため、慣れるまでに時間はかかる。ただ、GARMIN側もそれが分かっているのかUIは少しずつ変化している。
GARMINのウェルネスウォッチとは
上位モデルのVenuシリーズと標準モデルのvivoactiveシリーズがある。
GARMINは航空や船舶、自動車で培った計測技術をスマートウォッチにも活かし、計測>分析>提案までを行ってくれる。
パフォーマンスアップと目標達成のためにGARMINのスマートウォッチはアスリートから支持されている。
GARMIN vivoactive 6 のバッテリー【標準11日間】
GARMIN vivoactive 6のバッテリー性能をチェック
モード | 稼働時間 |
スマートウォッチモード | 約11日間 |
常時表示 | 約5日間 |
GPSモード | 約21時間 |
Garmin独自の充電ケーブルによる有線式充電となる。
最近はマグネット式の充電を採用するメーカーが多いが、有線式のメリットは音楽・マップデータを高速で転送することが可能。
GARMIN vivoactive 6 の外観デザイン
GARMIN vivoactive 6の外観
カラーはBlack、Bone、Pink Dawn、Jasper Greenの4色展開だ。

右側面:上ボタン(アプリ)、下ボタン(戻る)

左側面:何もなし
背面は汚れが目立ちにくく耐久性もある。
バンド素材はシリコン製で、丈夫でありながらも柔らかくて腕にフィットする。
GARMIN vivoactive 6の本体サイズは高さ42.2mm、幅が約42.2mm、厚み約10.9mm、重さは約36g(バンド含む実寸)となっている。
GARMIN ウェルネスGPSウォッチ と Apple Watch Series 10 の違い
GARMINのVenu 3/3sとvivoactive 6はApple Watch Series 10と価格や性能が近いポジションにいる。
上位モデルのVenu 3/3sと比較してみても、OSの互換性やバッテリー持ちはApple Watch Series 10より優秀で、Venu 3/3sは今まで心電図アプリに対応していなかった点もアップデートで計測できるようになった。(2025/4/23)
vivoactive 6は同じくOSとバッテリーは上回るものの、心電図アプリは非対応でディスプレイ性能もApple Watch Series 10の方が高い。
しかし、ヘルスデータの部分では新機能「スマート起床アラーム」や「Body Battery」が備わっており、Apple Watch Series 10よりも詳細なデータが取得できる。
「スマート起床アラーム」とは
アラームの設定時に「スマート起床アラーム」のチェックを入れると、セットした時間の30分前からウォッチがモニタリングを開始する。そして、ヘルスデータを測定しながら一番目覚めの良いタイミングでアラームを鳴らしてくれる機能だ。目覚めスッキリ。
GARMIN vivoactive 6 の運動【80種類以上】
GARMIN vivoactive 6は80種類以上のワークアウトメニューが搭載されていて、GARMIN Connectと同期することによりデータが蓄積される。
新機能「毎日のおすすめワークアウト」
GARMINのvivoactive 6は「毎日のおすすめワークアウト」をサポートする最初のウェルネス製品になる。
GARMIN vivoactive 6 のヘルスデータ
GARMIN vivoactive 6のヘルスデータは日中や睡眠時に心拍数やストレスなどを計測してくれる。
そのデータを一括管理できる専用アプリは欠かせない。詳細なデータが一目で確認できる。
GARMINを使って「睡眠の質」を知る

出典:2023年世界睡眠調査
日本人の睡眠は短く、男女比で見れば女性の睡眠時間は短いとデータが出ている。
当たり前だけど睡眠が身体に与える影響は大きい。僕も睡眠不足で運転中に一瞬眠ってしまい、前の車にぶつけたことがある。
Apple Watchと比較しても見え方は全く違う。Apple Watchはただのデータなのに対し、GARMINはデータを基に評価やアドバイスまで「どうすればいいか」を提案してくれる。
GARMIN vivoactive 6 の文字盤【カスタム要素あり】
GARMIN vivoactive 6の公式ウォッチフェイスはあまり種類も多くないしクオリティも高くない。
ただしカスタムの自由度は高く、文字盤のデザインや色、表示するデータなどを選べる。
GARMIN CONNECT IQアプリの「FACE IT」で好きな画像を背景使用できる
これも「FACE IT」でカスタムしたもの
「FACE IT」では自由なカスタムが可能だが vivoactive 6 はベゼル幅が分厚いため背景は黒が無難。
GARMIN viviactive 6 の保証期間
通常1年の製品保証が2025年6月8日までに購入し、6月15日までに申し込むと最長24ヵ月の製品保証に延長される。製品力には定評のあるGARMINだが機械に故障は付き物。購入を検討しているなら必ず申し込んでおきたい。
GARMIN vivoactive 6 のデメリット
デメリット
- デザイン【丸みが可愛いユニセックスデザイン】
- UI【まだまだ最適化が必要か】
- アプリ【もっとシンプルな設計を】
デザイン【丸みが可愛いユニセックスデザイン】
GARMINはタフネスさが魅力の男性向けスマートウォッチが多い中、ウェルネスカテゴリーは女性にも合うデザインにしている。
確かにvivoactive 6はケースサイズが42mmと小ぶりではあるが、Venu 3/3sほどデザイン性はなく、自分の妻に見せると「普通かな」という反応だった。
UI【まだまだ最適化が必要か】
やっぱり使いにくいんだよね~。理由は「GARMINかそれ以外か」になりつつあるからで、GARMIN以外は基本Apple WatchのUIを参考にしている感じだから、たまにGARMIN製品触ると戸惑うのだ。
アプリ【もっとシンプルな設計を】
GARMINのアプリは見れるデータの項目が多く、意識の高い人には便利。しかし、ライトユーザーからすると設定迷子になるはず。もう少しシンプルな設計だと嬉しい。
GARMIN vivoactive 6 のメリット
メリット
- 画面【前作より明るくなったAMOLED】
- バッテリー【標準で11日間】
- 防水【5ATM】
- ヘルスケア【スマート起床アラーム】
- 決済機能【GARMIN Pay & Suica】
画面【前作より明るくなったAMOLED】
GARMINのスマートウォッチはMIL規格準拠などタフネス性能が魅力で、フラッグシップでもつい最近まではAMOLEDじゃなかったりしてディスプレイ性能では他社に劣っていた。しかし、vivoactive 6は屋外でも十分な視認性があったし、Venu 3はApple Watch Series 10と同等の性能だ。
バッテリー【標準で11日間】
GARMIN製品を使うと体感できる強み、それは「バッテリー持ち」だ。
フラッグシップモデルになると一か月以上も持つ製品もあり、GARMINは数あるスマートウォッチの中でもバッテリー性能はトップクラスだ。
決済機能【GARMIN Pay & Suica】
GARMINのウェルネスシリーズはGARMIN PayやSuica機能を搭載している。ヘルスデータやワークアウトだけじゃなく、日常での移動もサポートしてくれる機能性が嬉しい。
GARMIN vivoactive 6 のまとめ
GARMIN vivoactiveシリーズは前作を継続販売しているので、まずは健康管理を試してみたいなら vivoactive 5 がおすすめだ。
見た目や耐久性だけではなく、GPSやヘルスデータなどのGARMINの計測技術には定評がある。
購入する場合は保証(今なら1年間延長)が受けられる公式サイトか、Amazonでは販売元がGARMIN認定店かどうかを確認した上で購入しよう。
【動画で観る】GARMIN vivoactive 6 のレビュー
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