大人気スマートフォンのAQUOS sense8が発売された。発売日は2023年11月17日で前作に引き続き6.1インチのコンパクトサイズ、イヤホンジャック搭載、MIL規格認証&防水など安定したスペックで注目を集めている。
AQUOS sense8の特徴【安心のマイナーチェンジ】

特徴
- サイズ【6.1インチでコンパクト】
- デザイン【前作よりカラフルなカラバリ】
- 使い心地【なめらかハイスピード表示が快適】
- 防水/防塵【IP68&MIL規格】
- おサイフケータイ&デュアルSIM対応【eSIM×nanoSIM】
- バッテリー【最高クラスで丸2日可能】
- インターフェース【イヤホンジャックあり】
- 生体認証【指紋&顔+マスクで解除OK】
- セキュリティ【OSは3年&セキュリティは5年】
安心のマイナーチェンジとは言ったが、ヘビーユーザーには物足りず、ライトユーザーにはちょうどいいスマホとなっている。「性能はよくわからないから使い勝手重視!」という人向け。
AQUOS sense8のスペック

AQUOS sense8の簡単なスペックは以下参照
| 製品名 | AQUOS sense8 SIMフリー |
| 発売日 | 2023年11月17日 |
| OS種類 | Android 13 |
| CPU | Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform |
| ストレージ | 128GB |
| メモリ | 6GB |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 外部メモリタイプ | microSDXCメモリーカード |
| 外部メモリ最大容量 | 1024GB |
| バッテリー容量 | 5000mAh |
| 画面サイズ | 6.1インチ |
| 画面解像度 | 2432x1080 |
| パネル種類 | IGZO OLED |
| 背面カメラ画素数 | 標準:約5030万画素 広角:約800万画素 |
| 前面カメラ画素数 | 約800万画素 |
| 幅×高さ×厚み | 71×153×8.4mm |
| 重量 | 159g |
| カラー | コバルトブラック ライトカッパー ペールグリーン ブルー(docomoのみ) |
| おサイフケータイ/FeliCa | ○ |
| ワイヤレス充電 | 無 |
| 急速充電 | ○ |
| 認証機能 | 指紋認証/顔認証 |
| 耐水・防水 | IP68 |
| MIL規格 | MIL-STD-810G準拠・耐衝撃(落下)など全16項目 |
| イヤホンジャック | ○ |
| 5G | ○ |
| 無線LAN規格 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
| Bluetooth | Bluetooth 5.1 |
| NFC | ○ |
| デュアルSIM | ○ |
| SIM情報 | nano-SIM/eSIM |
スペックの通りAQUOS sense8は現時点ではミドルスペックという位置だ。CPUやメモリは見栄えしない。さらに言うとBluetoothのバージョン、ワイヤレス充電に対応していないなど、もう少し企業努力が見たかった。
AQUOS sense8のAnTuTuスコア【53万点】
AnTuTuのベンチマークテストを3回実施し、計測している。

スコアはCPUとメモリを見れば大体予想はできるので、実際の動作を見ることに意味がある。スコアは割と低いで欲張った使い方はできない。
| 機種名 | スコア結果 | CPU |
| AQUOS sense8 | 530837 | Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform |
| Google Pixel 7a | 648038 | Google Tensor G2 |
| Google Pixel 6a | 819778 | Google Tensor |
それにしても「Snapdragon 6 Gen 1」搭載のスマートフォンはあまり聞かないし、こういう他社とは違った攻め方をするのがAQUOSのイメージ。
AQUOS sense8のバッテリー【9時間53分】
AQUOS sense8のバッテリー性能をアプリ「PCMARK for Android」で計測
| 機種別バッテリーテスト結果 | ||
| 機種名 | 計測結果 | 容量 |
| AQUOS Sense8 | 9時間53分 | 5,000mAh |
| Google Pixel 7a | 8時間47分 | 4,385mAh |
| Google Pixel 6a | 8時間47分 | 4,410mAh |
※すべての機種を輝度最高値にして計測

バッテリー持ちは”高”という結果になった。しかも、最高ランクまで迫るスコアになった。CPUの性能やメモリが控えめなこともあってスコアが伸びたとも思うが、ピーク輝度1,300nitにしてこの結果なら素晴らしいと思う。
| バッテリー持ちの目安 | |
| 最高 | 100%→20%まで10時間以上 |
| 高 | 100%→20%まで9時間以上 |
| 中 | 100%→20%まで8時間以上 |
| 低 | 100%→20%まで7時間以上 |
| 最低 | 100%→20%まで6時間以上 |
| ゴミ | 100%→20%まで5時間以上 |
ただし、急速充電には対応しているもののフル充電には160分かかり、ワイヤレスにも対応していない。
AQUOS sense8の外観デザイン
AQUOS sense8の外観

背面デザインは前作とほぼ同じで変化なし。

ディスプレイサイズは6.1インチでIGZOパネル(有機EL)を採用している。
同梱物はクイックスタートガイドとクイック スイッチ アダプターのみ。

AQUOS sense8のカラー展開はコバルトブラック・ライトカッパー・ペールグリーンの3色展開。

本体は最近のスマホの中ではスリムかつコンパクトサイズだ。

ベゼル幅は分厚い。

上面:マイク、SIMスロット

左側面:何もなし

底面:マイク、スピーカー、USB Type-Cポート、イヤホンジャック

右側面:ボリュームキー、指紋認証 兼 電源ボタン
AQUOS sense8はeSIMと物理SIMのデュアルSIMに対応。microSDを使っての外部拡張は最大1TBまでとなっている。

AQUOS sense8の本体サイズは高さ153mm、幅が約71mm、厚み約8.4mm、重さは約159g。
AQUOS sense8で使える対応バンド【全キャリアOK】

AQUOS sense8での対応バンドは以下参照
| 機種名 | AQUOS Sense8 SIMフリー | |
|---|---|---|
| 共通 | 4G | B1/2/3/5/8/12/17/18/19/21/28/38/41/42 |
| 5G | n1/3/28/41/77/78/79 | |
※赤字は安定的な通信に必須なバンド
AQUOS sense8は主要キャリアすべてで問題なく通話・データ通信が可能。
| キャリア別 重要バンド | |
| ドコモ | B1/3/19 |
| au | B1/3/18/26 |
| ソフトバンク | B1/3/8 |
| 楽天モバイル | B3/18/26 |
AQUOS sense8のカメラ【デジタル8倍】

AQUOS sense8はを5030万画素の静止画が撮影可能。
AQUOS sense8のカメラ評価
- 静止画:自然に近い色味
- 動画:デジタル8倍と平凡だが補正でカバー
AQUOS sense8のカメラスペック
| 画素数/解像度 | レンズ | 備考 | |
| 背面カメラ | 5030万画素 | 標準 | f/1.9 |
| 800万画素 | 広角 | f/2.4 | |
| 前面カメラ | 800万画素 | f/2.0 | |
| 背面カメラ (動画) |
4K 1080p |
30 FPS 60 FPS |
|
| スローモーション |
前作のAQUOS sense7とスペック的にはあまり差はない。
AQUOS sense8で撮影【日中】
AQUOS sense8の色味は実際に近く、撮影した季節は秋だったため、淡い色合いがしっかりと出ている。
AQUOS sense8で撮影【日中・広角】
AQUOS sense8で撮影【日中・8倍デジタルズーム】
AQUOS sense8で撮影【暗所・夜景】
AQUOS sense8で撮影【暗所・夜景(広角)】
AQUOS sense8で撮影【夜景・8倍デジタルズーム】
AQUOS sense8で撮影【その他】
ズームが8倍と実用性が少し低いが、暗所は意外に強いと感じた。
AQUOS sense8のデメリット

デメリット
- 比較【前作と大きな変化がない】
- 生体認証【指紋認証センサーが押しにくい】
- 充電性能【速度は遅く物足りず】
- カメラ【平凡といえばそれまで】
比較【前作と大きな変化がない】

1年という中でメーカーは新製品を発表するわけだが、ここまで進化したポイントが少ない機種も珍しい。それをどう捉えるかはユーザーに委ねられる。
生体認証【指紋認証センサーが押しにくい】

AQUOS sense8は電源ボタンが指紋認証センサーとなっているため、画像のようにセンサー窓が細く、指が大きい男性には中々ヒットしづらい。
カメラ【平凡といえばそれまで】

スマートフォンを使う中で人それぞれの楽しみ方がある。その1つはカメラだと思う。素人ながらにポートレートで撮ってみたり、旅行先での思い出を撮影したり、カメラは大切な機能だ。
しかし、AQUOS sense8のカメラは平凡であり、スマホを買い替えたのにワクワクしないのは少し寂しい気もする。
AQUOS sense8のメリット

メリット
- サイズ【6.1インチでコンパクト】
- デザイン【前作よりカラフルなカラバリ】
- 使い心地【なめらかハイスピード表示が快適】
- 防水/防塵【IP68&MIL規格】
- おサイフケータイ&デュアルSIM対応【eSIM×nanoSIM】
- バッテリー【最高クラスで丸2日可能】
- インターフェース【イヤホンジャックあり】
- 生体認証【指紋&顔+マスクで解除OK】
- セキュリティ【OSは3年&セキュリティは5年】
使い心地【なめらかハイスピード表示が快適】

AQUOS sense8のリフレッシュレートは最大90Hzで、設定の中に「なめらかハイスピード表示」という項目があり、それをオンにすると180Hz駆動のような効果が得られる。
バッテリー【最高クラスで丸2日可能】

バッテリー持ちは最高クラスでありながら、バッテリーの寿命が3年間使っても90%以上とメーカーが発表しているのは嬉しいポイント。長く使っていくには欠かせない。
生体認証【指紋&顔+マスクで解除OK】

AQUOSユーザーには日常でストレスを与えたくない。そんな声がメーカーから聴こえてきそうなくらい、細かいところまで作りこまれている。

設定の顔認証には「マスクをしたままでも顔認証」という項目がある。
AQUOS sense8のまとめ

前作との比較を抜きにして単体で見れば、IGZOパネルは本当に綺麗だし、MIL規格やマスク着用しての顔認証解除もありがたいし、ユーザー目線でしっかり考えられたスマートフォンだ。

ただし、他社も性能や機能を毎年競い合っている中で、いつまでもAQUOSユーザーが離れないかは不透明だと思う。

とはいえ、スマホは日常生活に欠かせないものだからこそ、慎重に選びたい。自分がスマホに求めるものをしっかりと理解した上で購入をしてほしい。
【動画で観る】AQUOS sense8 のレビュー
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