motorolaシリーズでエッジディスプレイが特徴的な「motorola edge 40」はミドルスペックの中では抜群に質感が良い。
ミドル帯で人気なのはGoogle Pixel 7aだが、Pixelキラーとして十分なポテンシャルを持っている。
motorola edge 40の特徴【個性が尖る】

特徴
- メモリ【8GB搭載で重くなりにくい】
- 画面【6.55インチ&最大144Hzのリフレッシュレート】
- おサイフケータイ&デュアルSIM対応【eSIM×nanoSIM】
- エッジデザイン【スタイリッシュで軽薄】
- スピーカー【高音質!ステレオスピーカー搭載】
- 防水/防塵【IP68で安心して使える】
- 充電機能【ワイヤレス&68Wの急速充電対応】
最高144Hzのリフレッシュレートやメモリ8GB、防水性能やワイヤレス充電などミドルレンジではかなり充実したハード面を誇る。
motorola edge 40のスペック

motorola edge 40の簡単なスペックは以下参照
| 製品名 | motorola edge 40 SIMフリー |
| 発売日 | 2023年7月21日 |
| OS種類 | Android 13 |
| CPU | MediaTek Dimensity 8020 |
| ストレージ | 256GB |
| メモリ | 8GB |
| 充電端子 | USB Type-C |
| バッテリー容量 | 4400mAh |
| 画面サイズ | 6.55インチ |
| 画面解像度 | 2400x1080 |
| パネル種類 | pOLED |
| 背面カメラ画素数 | メイン:約5000万画素 超広角120°+マクロ:約1300万画素 |
| 前面カメラ画素数 | 約3200万画素 |
| 幅×高さ×厚み | 71.99×158.43×7.58mm |
| 重量 | 171g |
| カラー | イクリプスブラック ルナブルー |
| おサイフケータイ/FeliCa | おサイフケータイ |
| ワイヤレス充電 | ○ |
| 急速充電 | ○ |
| 認証機能 | 指紋/顔認証 |
| 防水/防塵 | IP68 |
| 5G | ○ |
| 無線LAN規格 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax |
| Bluetooth | Bluetooth 5.2 |
| NFC | ○ |
| デュアルSIM | ○ |
| SIM情報 | nano-SIM/eSIM |
motorola edge 40はMediaTek製のCPU「Dimensity 8020」を搭載しており、ベンチマークのスコア、実際のゲーム性能についてなどをチェックしていく。
motorola edge 40のAnTuTuスコア【70万点】
AnTuTuのベンチマークテストを3回実施し、計測している。

スコアはCPUとメモリを見れば大体予想はできるので、実際の動作を見ることに意味がある。3回連続して計測すると発熱の影響で大きくスコアを落とした。ゲームには向かないかもしれない。
| 機種名 | スコア結果 | CPU |
| motorola edge 40 | 700770 | MediaTek Dimensity 8020 |
| Google Pixel 7a | 648038 | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
| Galaxy A54 5G | 600808 | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
リフレッシュレートは最大144Hzの駆動で「自動・60Hz・120Hz・144Hz」から選択できる。
motorola edge 40のバッテリー【6時間11分】

motorola edge 40のバッテリー性能をアプリ「PCMARK for Android」で計測
| 機種別バッテリーテスト結果 | ||
| 機種名 | 計測結果 | 容量 |
| motorola edge 40 | 6時間11分 | 4,400mAh |
| moto g 53j 5G | 8時間13分 | 5,000mAh |
| Xiaomi Redmi 12C | 6時間19分 | 5,000mAh |
※すべての機種を輝度最高値にして計測

バッテリー持ちは”最低”という結果になった。容量は4,400mAhではあるが、計測してきたスマホの中で最低となった。ただし68Wの急速充電に対応しているので日常では問題ない。
| バッテリー持ちの目安 | |
| 最高 | 100%→20%まで10時間以上 |
| 高 | 100%→20%まで9時間以上 |
| 中 | 100%→20%まで8時間以上 |
| 低 | 100%→20%まで7時間以上 |
| 最低 | 100%→20%まで6時間以上 |
| ゴミ | 100%→20%まで5時間以上 |
単純計算で100%を使い切るには7時間以上かかる計算となる。旅行などでMAPを使ったりする場合にはモバイルバッテリーが必須か。
motorola edge 40の外観デザイン
motorola edge 40の外観

背面デザインは二眼レンズで片方は「超広角120°+マクロ」レンズとなっている。

ディスプレイサイズは6.55インチで有機ELのエッジディスプレイを採用している。輝度も高く非常に綺麗なディスプレイだが、素材は曲面3Dガラスとなっており強度が不安だ。

外箱はエコ素材を使った環境をイメージしたデザイン

同梱物は使用ガイド・案内等、SIMピン、USB Type-Cケーブル、68W充電アダプタ、ハードケース(プラスチック)

motorola edge 40のカラー展開はイクリプスブラック、ルナブルーの2色だ。

本体は6.55インチと大画面でありながらエッジデザインが手にフィットする。背面素材がフェイクレザーのようで滑りにくく、財布などの小物と相性が良さそうだ。

ベゼル幅は薄く高級感がある。

レンズの突起は薄く気にならない。付属のケースを付ければ完全にカバーできる。

上面:スピーカー

左側面:何もなし

底面:マイク、スピーカー、Type-Cポート、SIMスロット

右側面:ボリュームキー、電源ボタン
motorola edge 40はeSIMと物理SIMのデュアルSIM(シングルSIMスロット)に対応。microSDを使っての外部拡張は不可となっている。

motorola edge 40の本体サイズは高さ158.43mm、幅が約71.99mm、厚み約7.58mm、重さは約171g(ルナブルーは167g)。
motorola edge 40で使える対応バンド【全キャリアOK】

motorola edge 40の対応バンドは以下参照
| 機種名 | motorola edge 40 | |
|---|---|---|
| SIMフリー | 4G | B1/2/3/4/7/8/11/12/17/18/19/26/28/38/39/40/41/42 |
| 5G | n1/3/28/41/77/78 | |
※赤字は安定的な通信に必須なバンド
motorola edge 40は主要キャリアすべてで問題なく通話・データ通信が可能。
| キャリア別 重要バンド | |
| ドコモ | B1/3/19 |
| au | B1/3/18/26 |
| ソフトバンク | B1/3/8 |
| 楽天モバイル | B3/18/26 |
motorola edge 40のカメラ【デジタル8倍】

motorola edge 40はを5,000万画素の静止画が撮影可能。
motorola edge 40のカメラ評価
- 静止画は色味補正が強く好みが分かれる
- ミドル帯のカメラにしては暗所・夜景に強い
motorola edge 40のカメラスペック
| 画素数/解像度 | レンズ | 備考 | |
| 背面カメラ | 5000万画素 | 広角 | f/1.4 |
| 1300万画素 | 超広角(120°) | 非公開 | |
| 非公開 | マクロ | 非公開 | |
| 前面カメラ | 3200万画素 | f/2.4 | |
| 背面カメラ (動画) |
4K UHD FHD |
30fps 60/30fps |
|
| スローモーション | 240/120fps | ||
| 超広角/マクロ | 30fps 30fps |
画素数は5000万画素で超広角120°+マクロに対応でき、デジタルズームは8倍までとなる。
motorola edge 40で撮影【日中】
色味は全体的に濃くまるで絵画のようなハッキリした写真になる。好みが分かれそうだ。
motorola edge 40で撮影【日中・広角】
motorola edge 40で撮影【日中・8倍デジタルズーム】
motorola edge 40で撮影【暗所・夜景】
motorola edge 40で撮影【暗所・夜景・広角】
motorola edge 40で撮影【暗所・夜景(8倍デジタルズーム)】
motorola edge 40で撮影【その他】
カメラの質感や色味は日中・暗所のどちらも極端に濃くでる。実際の色味とは異なるが映える写真を撮りたい場合には悪くない。
motorola edge 40のデメリット

デメリット
- 顔認証【マスク着用だと認証不可】
- バッテリー【性能&耐久性に不安】
- カメラ【色味が尖っている】
- 使いやすさ【サイドボタンが押しにくい】
- アクセサリー【付属のカバーを付けると外観が下がる】
- 画面素材【強化ガラスではない】
バッテリー【性能&耐久性に不安】

motorola edge 40のバッテリー性能はテスト結果通り。ヘビーユーザーだと丸一日は持たない。職場や学校などで充電環境が用意できないのであればモバイルバッテリーは必須だ。
アクセサリー【付属のカバーを付けると外観が下がる】

motorola edge 40は外観デザインが美しく、所有欲を満たしてくれるスマートフォンだ。しかし、付属のハードケースを装着するとその質感が損なわれる。オシャレは我慢だ。
画面素材【強化ガラスではない】

motorola edge 40のディスプレイは非常に高輝度、高精細でおすすめなのだが、ディスプレイ素材は強化ガラスとは公式の仕様表には載っていない。
motorola edge 40のメリット

メリット
- メモリ【8GB搭載で重くなりにくい】
- 画面【6.55インチ&最大144Hzのリフレッシュレート】
- おサイフケータイ&デュアルSIM対応【eSIM×nanoSIM】
- エッジデザイン【スタイリッシュで軽薄】
- スピーカー【高音質!ステレオスピーカー搭載】
- 防水/防塵【IP68で安心して使える】
- 充電機能【ワイヤレス&68Wの急速充電対応】
画面【6.55インチ&最大144Hzのリフレッシュレート】

motorola edge 40はスマートフォンであまり馴染みがないリフレッシュレートが最大「144Hz」に設定できる。正直、普段はバッテリー消費も考えあまり使わないが、ゲームなどで活用できる。
エッジデザイン【スタイリッシュで軽薄】

エッジディスプレイはトレンドではないが、サイドのエッジ部分が角度によって光を反射するので高級感がある。ただし画面の際は押しくいのでそこは難点か。
充電機能【ワイヤレス&68Wの急速充電対応】

motorola edge 40は68Wの急速充電に対応しているので、付属の充電アダプタを利用すれば充電時間の短縮ができる。充電の最適化も設定できる。さらにワイヤレス充電にも対応している点も高評価だ。
motorola edge 40に関するよくある質問と回答

他のレビューされている方で「一部回線が繋がらない」との情報があるが問題ないか?
docomo・au・楽天モバイルの3回線を接続テストした結果、問題個所は見当たりませんでした。

motorola edge 40のまとめ

motorola edge 40は使う人を選ぶと言えばそうかもしれないが、使うと楽しくなるスマートフォンだった。そういう感覚は大切にしたい。

motorola edge 40はもちろんメイン機で十分に活躍する。

とはいえ、スマホは日常生活に欠かせないものだからこそ、慎重に選びたい。自分がスマホに求めるものをしっかりと理解した上で購入をしてほしい。
【動画で観る】motorola edge 40 のレビュー
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