Galaxy A54 5Gが発売された。
発売日は2023年5月25日で最新のGalaxy Aシリーズとなる。外観は同社のS23に近く、Aシリーズとは言え決して廉価版ではない性能に注目だ。
Galaxy A54 5Gの特徴【コスパが微妙か】
この記事で使用している実機はUQ版のSCG21
特徴
- デザイン【S23と同じ高級感ある外観】
- 防水/防塵【どんな場面でも安心】
- 画面【6.4インチ！日常が華やかに】
- バッテリー【丸一日OK！安心して使える】
- おサイフケータイ＆デュアルSIM【快適】
- カメラ【バランス最高！広角・望遠OK】
GalaxyのAシリーズとして順当に進化しているが、Galaxy S23の完成度が高かったため少しインパクトが薄いか。
Galaxy A54 5Gのスペック
Galaxy A54 5Gの簡単なスペックは以下参照
| 製品名 | Galaxy A54 5G SIMフリー | Galaxy A54 5G SC-53D docomo | Galaxy A54 5G SCG21 au |
| 発売日 | 2023年5月25日 | 2023年5月25日 | 2023年5月25日 |
| OS種類 | Android 13 | Android 13 | Android 13 |
| CPU | Samsung Exynos 1380 | Samsung Exynos 1380 | Samsung Exynos 1380 |
| ストレージ | 128GB | 128GB | 128GB |
| メモリ | 6GB | 6GB | 6GB |
| 充電端子 | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
| 外部メモリタイプ | microSDXCメモリーカード | microSDXCメモリーカード | microSDXCメモリーカード |
| 外部メモリ最大容量 | 1024GB | 1024GB | 1024GB |
| バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh | 5000mAh |
| 画面サイズ | 6.4インチ | 6.4インチ | 6.4インチ |
| 画面解像度 | 2340x1080 | 2340x1080 | 2340x1080 |
| パネル種類 | Super AMOLED | Super AMOLED | Super AMOLED |
| 背面カメラ画素数 | 広角：約5000万画素 超広角：約1200万画素 マクロ：約500万画素 |
広角：約5000万画素 超広角：約1200万画素 マクロ：約500万画素 |
広角：約5000万画素 超広角：約1200万画素 マクロ：約500万画素 |
| 前面カメラ画素数 | 約3200万画素 | 約3200万画素 | 約3200万画素 |
| 幅×高さ×厚み | 76.7×158.2×8.2mm | 76.7×158.2×8.2mm | 76.7×158.2×8.2mm |
| 高さ | 158.2mm | 158mm | 158mm |
| 厚み | 8.2mm | 8.2mm | 10.3mm |
| 重量 | 201g | 201g | 201g |
| カラー | オーサム グラファイト オーサム バイオレット |
オーサム グラファイト オーサム ホワイト オーサム バイオレット |
オーサム グラファイト オーサム バイオレット |
| おサイフケータイ/FeliCa | おサイフケータイ | おサイフケータイ | おサイフケータイ |
| 急速充電 | USB-PD 2.0 | USB-PD 2.0 | USB-PD 2.0 |
| 認証機能 | 指紋/顔認証 | 指紋/顔認証 | 指紋/顔認証 |
| 耐水・防水 | IPX5/IPX8 | IPX5/IPX8 | IPX5/IPX8 |
| 防塵 | IP6X | IP6X | IP6X |
| ハイレゾ | ○ | ○ | ○ |
| GPS | ○ | ○ | ○ |
| センサー | 加速度センサー 重力センサー ジャイロセンサー 地磁気計 照度計 近接センサー 回転ベクトルセンサー |
加速度センサー 重力センサー ジャイロセンサー 地磁気計 照度計 近接センサー 回転ベクトルセンサー |
加速度センサー 重力センサー ジャイロセンサー 地磁気計 照度計 近接センサー 回転ベクトルセンサー |
| 5G | ○ | ○ | ○ |
| 無線LAN規格 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax |
| Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 |
| NFC | ○ | ○ | ○ |
| デュアルSIM | ○ | ○ | ○ |
| SIM情報 | nano-SIM/eSIM | nano-SIM/eSIM | nano-SIM/eSIM |
Galaxy A54 5GはSamsung製のCPU「Exynos 1380」を搭載しており、ベンチマークのスコア、実際のゲーム性能についてなどをチェックしていく。
Galaxy A54 5GのAnTuTuスコア【60万点】
AnTuTuのベンチマークテストを3回実施し、計測している。
スコアはCPUとメモリを見れば大体予想はできるので、実際の動作を見ることに意味がある。大体Galaxy S23の半分くらいのスコアだ。価格も含めて考えると低いか。
| 機種名 | スコア結果 | CPU |
| Galaxy A54 5G | 600808 | Samsung Exynos 1380 |
| Google Pixel 7a | 648038 | Google Tensor G2 |
| motorola edge 40 | 700770 | MediaTek Dimensity 8020 |
リフレッシュレートは最大120Hzの駆動を実現。日常を快適にしてくれる。
Galaxy A54 5Gのバッテリー【10時間5分】
Galaxy A54 5Gのバッテリー性能をアプリ「PCMARK for Android」で計測
| 機種別バッテリーテスト結果 | ||
| 機種名 | 計測結果 | 容量 |
| Galaxy A54 5G | 10時間5分 | 5,000mAh |
| Galaxy S23 | 9時間49分 | 3,900mAh |
| Galaxy Z Flip4 | 9時間25分 | 3,700mAh |
※すべての機種を輝度最高値にして計測
バッテリー持ちは”最高”という結果になった。容量は5,000mAhと大容量ではあるが、Galaxyシリーズは比較で見ても安定したバッテリー性能が優秀だ。
| バッテリー持ちの目安 | |
| 最高 | 100％→20％まで10時間以上 |
| 高 | 100％→20％まで9時間以上 |
| 中 | 100％→20％まで8時間以上 |
| 低 | 100％→20％まで7時間以上 |
| 最低 | 100％→20％まで6時間以上 |
| ゴミ | 100％→20％まで5時間以上 |
単純計算で100％を使い切るには12時間以上かかる計算となる。余裕で丸一日使い倒せるバッテリー性能だ。
Galaxy A54 5Gの外観デザイン
Galaxy A54 5Gの外観
背面デザインは三眼レンズでGalaxy S23シリーズと同じとなる。
ディスプレイサイズは6.4インチでディスプレイにはSuper AMOLED ディスプレイを採用しており、発色・輝度のどちらも申し分ない。
外箱は白を基調としたスリムな箱
同梱物はクイックスタートガイドや説明書、SIMピンのみ
Galaxy A54 5Gのカラー展開はオーサムグラファイト、オーサムホワイト、オーサムバイオレットの3色だ。
本体は6.4インチはさすがに大くて手に収まりが悪い。重さが201gで厚みが8.2ｍｍとケースを付けると重量は気になるところ。
ベゼル幅はそれなりに厚みがある。
ただしレンズの突起はGalaxy S23に比べて1.5倍はある。
上面：マイク、スピーカー、SIMスロット
左側面：何もなし
底面：マイク、スピーカー、Type-C USBポート
右側面：ボリュームキー、電源ボタン
Galaxy A54 5GはeSIMと物理SIMのデュアルSIMに対応。microSDを使っての外部拡張も最大1TBまで可能だ。
Galaxy A54 5Gの本体サイズは高さ158.2mm、幅が約76.7mm、厚み約8.2mm、重さは約201g。
Galaxy A54 5Gで使える対応バンド【全キャリアOK】
Galaxy A54 5Gの対応バンドは以下参照
| 機種名 | Galaxy A54 5G | |
|---|---|---|
| 共通 | 4G | B1/3/5/8/12/18/19/21/26/28/38/39/41/42 |
| 5G | n1/3/28/41/77/78/79 | |
※赤字は安定的な通信に必須なバンド
Galaxy A54 5Gは主要キャリアすべてで問題なく通話・データ通信が可能。
| キャリア別 重要バンド | |
| ドコモ | B1/3/19 |
| au | B1/3/18/26 |
| ソフトバンク | B1/3/8 |
| 楽天モバイル | B3/18/26 |
Galaxy A54 5Gのカメラ【デジタル10倍】
Galaxy A54 5Gはを5000万画素の静止画が撮影可能
Galaxy A54 5Gのカメラ評価
- 安定のGalaxyらしいUIが良い
- 日中・暗所のどちらも表現力が高い
Galaxy A54 5Gのカメラスペック
| 画素数/解像度 | レンズ | 備考 | |
| 背面カメラ | 5000万画素 | 広角 | f/1.8 |
| 1200万画素 | 超広角 | f/2.2 | |
| 1200万画素 | 望遠 | f/2.4 | |
| 前面カメラ | 3200万画素 | f/2.2 | |
| 背面カメラ （動画） |
4K 1080p |
30 FPS 30 FPS、60 FPS |
|
| スローモーション | 240fps |
画素数は5000万画素で広角・超広角・望遠に対応でき、特に望遠は光学2倍、デジタルで10倍となり、動画は4K 30fpsと少し物足りない。
Galaxy A54 5Gで撮影【日中】
色味は全体的にハッキリとした色味で曇り天候でも問題なく撮影できる。
Galaxy A54 5Gで撮影【日中・広角】
Galaxy A54 5Gで撮影【日中・2倍光学ズーム】
Galaxy A54 5Gで撮影【日中・10倍デジタルズーム】
Galaxy A54 5Gで撮影【暗所・夜景】
Galaxy A54 5Gで撮影【暗所・夜景（広角）】
Galaxy A54 5Gで撮影【暗所・夜景（10倍デジタルズーム）】
Galaxy A54 5Gで撮影【その他】
日中、夜間のどちらも安定した静止画が撮れるのは魅力だ。シャッタースピード、その他のモードに関しても種類は豊富でさすがのGalaxyと言ったところだ。
Galaxy A54 5Gのデメリット
デメリット
- 顔認証【マスク着用だと認証しない】
- 全体【特徴という特徴が少ない】
- ゲーム【種類によっては厳しい】
- 壁紙【種類が少ない＆有料が残念】
- カメラ【色味は好みが分かれる】
- 付属品【SIMピンのみ！コスパが微妙】
顔認証【マスク着用だと認証しない】
Galaxy A54 5Gは顔認証を搭載しているがマスク着用時には認証できない。ここはもはや対応する気はないみたいだ。対応することでセキュリティリスクが上がるかもしれないので、静観するしかない。
全体【特徴という特徴が少ない】
Galaxy A54 5GはAnTuTuベンチマークの結果で言うと「ど真ん中ミドルレンジ」と言う感じだが、良くも悪くも特徴が少ない。Galaxyのブランド力だけで購入するならいいが、冷静に見ると他にも選択肢はあると思う。
付属品【SIMピンのみ！コスパが微妙】
基本的にキャリアから発売することが多いGalaxyのスマホ。中華スマホと違って付属品はほとんど入っていない。なのに価格は強気。A23のようにコスパを求めるスマホではもはやなくなった。
Galaxy A54 5Gのメリット
メリット
- デザイン【S23と同じ高級感ある外観】
- 防水/防塵【どんな場面でも安心】
- 画面【6.4インチ！日常が華やかに】
- バッテリー【丸一日OK！安心して使える】
- おサイフケータイ＆デュアルSIM【快適】
- カメラ【バランス最高！広角・望遠OK】
デザイン【S23と同じ高級感ある外観】
Galaxy A54 5Gは三眼カメラを搭載し、直近のGalaxyでは定番となりつつあるレンズデザインだ。iPhoneがタピオカ型とか言われる中、個人的にはGalaxyのレンズの方がセンスを感じる。
バッテリー【丸一日OK！安心して使える】
本当にGalaxyのバッテリーは優秀だ。ディスプレイの輝度も十分にあるし、レスポンスも良いのにそれが丸一日しっかり使えるのはライト・ヘビーユーザー関係なく重要な部分だ。
画面【6.4インチ！日常が華やかに】
Galaxy A54 5Gのディスプレイは6.4インチと大きいが、日中でも視認性は良く、動画視聴だけではもったいない。ゲームや様々なことでスマホの可能性を広げたい。
Galaxy A54 5Gのまとめ
Galaxy A54 5Gは安心して購入・使っていけるスマホだ。価格との折り合いにはなるが「安心」というものは決して安くはない。
ワイヤレス充電に対応していればミドルの中でも差別化できたかもしれない。
とはいえ、スマホは日常生活に欠かせないものだからこそ、慎重に選びたい。自分がスマホに求めるものをしっかりと理解した上で購入をしてほしい。
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