Xiaomiから12T Proが発売された。
発売日は2022年12月16日でXiaomiの最新ハイエンドモデルとなる。発売当初は価格が前作11T Proより高すぎると批評があったが、現在は10万円を割る価格でAnTuTuスコア100万点越えの12T Proが手に入る。
Xiaomi 12T Proの特徴【使い倒せ】

特徴
- ゲーム【ベンチマーク100万点越えで快適】
- 充電【神ジューデンは約19分で満充電】
- スピーカー【デュアルスピーカーで動画・ゲームに迫力】
- CPU【Snapdragon 8+ Gen 1搭載で発熱控えめ】
- リフレッシュレート【最大120HzでSNSが快適】
- 画面【発色キレイな6.7インチ有機ELが最高】
- おサイフケータイやデュアルSIM【eSIM+物理SIM】
- バッテリー【24ヵ月無交換があるので安心】
基本的に備わっていて欲しい機能や性能を搭載しつつ、最新のCPUでゲームも本気で遊べるハイスペック機だ。
Xiaomi 12T Proのスペック

Xiaomi 12T Proの簡単なスペックは以下参照
| 製品名 | Xiaomi 12T Pro |
| 発売日 | 2022年12月16日 |
| OS種類 | MIUI 13(Android 12) |
| CPU | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
| ストレージ | 128GB/256GB |
| メモリ | 8GB |
| 充電端子 | USB Type-C |
| バッテリー容量 | 5000mAh |
| 画面サイズ | 6.7インチ |
| 画面解像度 | 2712x1220 |
| パネル種類 | CrystalRes 有機EL(AMOLED) ディスプレイ |
| 背面カメラ画素数 | 広角:2億画素 超広角:800万画素 マクロ:200万画素 |
| 前面カメラ画素数 | 2000万画素 |
| 幅×高さ×厚み | 76×163×8.8mm |
| 重量 | 205g |
| カラー | ブラック ブルー |
| おサイフケータイ/FeliCa | おサイフケータイ |
| 急速充電 | 〇 |
| 認証機能 | 指紋/顔認証 |
| センサー | 加速度計 ジャイロスコープ 電子コンパス 360°周囲光センサー 近接センサー カラー温度センサー フリッカーセンサー |
| 5G | ○ |
| Bluetooth | Bluetooth 5.2 |
| NFC | ○ |
| デュアルSIM | ○ |
| SIM情報 | nano-SIM/eSIM |
2023年4月現在でハイエンドの中でも性能や機能はトップクラスだ。
Xiaomi 12T ProのAnTuTuスコア【104万点】
AnTuTuのベンチマークテストを3回実施し、計測している。
スコアはCPUとメモリを見れば大体予想はできるので、実際の動作を見ることに意味がある。2022年の後半あたりから、ハイエンドといえばスコア100点台を超えるというのが1つのボーダーラインとなっている。
| 機種名 | スコア結果 | CPU |
| Xiaomi 12T Pro | 1044846 | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
| ASUS Zenfone 9 | 1078135 | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
| Galaxy Z Flip4 | 809912 | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
日常でよく使うアプリで不満を感じることはまずないと思う。最高。
Xiaomi 12T Proのバッテリー【7時間55分】

Xiaomi 12T Proのバッテリー性能をアプリ「PCMARK for Android」で計測
| 機種別バッテリーテスト結果 | ||
| 機種名 | 計測結果 | 容量 |
| Xiaomi 12T Pro | 7時間55分 | 5,000mAh |
| Google Pixel 7 | 8時間35分 | 4,355mAh |
| ASUS Zenfone 9 | 9時間48分 | 4,300mAh |
※すべての機種を輝度最高値にして計測

バッテリーに関してはギリギリ”低”となった。Google Pixel7やASUS Zenfone9に大きく差を付けられた結果だ。
| バッテリー持ちの目安 | |
| 最高 | 100%→20%まで10時間以上 |
| 高 | 100%→20%まで9時間以上 |
| 中 | 100%→20%まで8時間以上 |
| 低 | 100%→20%まで7時間以上 |
| 最低 | 100%→20%まで6時間以上 |
| ゴミ | 100%→20%まで5時間以上 |
単純計算で100%を使い切るには9時間以上かかる計算となる。神ジューデンとうまく掛け合わせながら使っていくことになりそうだ。
Xiaomi 12T Proの外観デザイン
Xiaomi 12T Proの外観

背面デザインはシンプルでありながら、柔らかく落ち着きのあるブルー色が高級感を醸し出している。

ディスプレイサイズは6.7インチでかなり大きく縦に長いと感じる。輝度も明るく、色鮮やかな有機ELディスプレイが魅力だ。

外箱は白を基調とした頑丈な箱

同梱物はクイックスタートガイドとSIMピン、120W充電アダプタ、USB Type-Cケーブル、クリアケース

Xiaomi 12T Proのカラー展開はブルー、ブラックの2色だ。

コーティングはツルツルしているが指紋はつきにくい。

ベゼル幅も均等でかつ薄い。

上面:マイク、スピーカー

左側面:何もなし

底面:マイク、スピーカー、Type-Cポート、SIMスロット

右側面:ボリュームキー、電源ボタン
Xiaomi 12T Proは物理SIMとeSIMのデュアルSIMに対応。microSDで外部拡張は不可となっている。

Xiaomi 12T Proの本体サイズは高さ163mm、幅が約76mm、厚み約8.8mm、重さは約205g。
Xiaomi 12T Proで使える対応バンド【au・楽天△】

Xiaomi 12T Proの対応バンドは以下参照
| 機種名 | Xiaomi 12T Pro | |
|---|---|---|
| SIMフリー | 4G | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/28/B38/39/40/41/42 |
| 5G | n1/3/28/41/77/78 | |
※赤字は安定的な通信に必須なバンド
Xiaomi 12T Proはauと楽天モバイルの一部バンド(B26)が非搭載のため、ドコモかソフトバンクで使用するのが好ましい。
| キャリア別 重要バンド | |
| ドコモ | B1/3/19 |
| au | B1/3/18/26 |
| ソフトバンク | B1/3/8 |
| 楽天モバイル | B3/18/26 |
Xiaomi 12T Proのカメラ【デジタル10倍】

Xiaomi 12T Proはを2億画素の静止画が撮影可能
Xiaomi 12T Proのカメラ評価
- 色味は薄くて自然に近い
- 暗所・夜景やデジタルズームも質感良し
Xiaomi 12T Proのカメラスペック
| 画素数/解像度 | レンズ | 備考 | |
| 背面カメラ | 2億画素 | 広角 | f/1.69 |
| 800万画素 | 超広角 | f/2.2 | |
| 200万画素 | マクロ | f/2.4 | |
| 前面カメラ | 2000万画素 | f/2.24 | |
| 背面カメラ (動画) |
8K 4K 1080p |
24 FPS 30 FPS、60 FPS 30 FPS、60 FPS |
背面カメラの2億画素は一見凄そうに聞こえるが、2億画素と2000万画素を見分けることは不可能だ。また超広角やマクロは800万と200万画素なので、すべてが2億だと勘違いしないように。
Xiaomi 12T Proで撮影【日中】
全体的に色調が薄い。そういうフィルタをかけているようだ。
Xiaomi 12T Proで撮影【日中・広角】
Xiaomi 12T Proで撮影【日中・10倍デジタルズーム】
Xiaomi 12T Proで撮影【暗所・夜景】
Xiaomi 12T Proで撮影【暗所・夜景(広角)】
Xiaomi 12T Proで撮影【その他】
どのシチュエーションで撮っても思い通りに撮影できるので、満足感は高い。
Xiaomi 12T Proのデメリット

デメリット
- 静止画【2億画素で撮影すると容量圧迫が凄い】
- 充電【神ジューデン対応の周辺機器が少ない】
- 充電【ワイヤレス充電には非対応】
- 防水/防塵【IP53と少し物足りない】
- 拡張【イヤホンジャック&microSD非対応】
静止画【2億画素で撮影すると容量圧迫が凄い】
当たり前と言えば当たり前だが、2億画素の画像が200万画素よりも重い。2億画素を有効にするにはモードを「ウルトラHD」にし、「200MP」をオンするとできる。同じ環境でデフォルト撮影した画像は4MBだったが、2億画素だと45MBとなった。外部拡張できないので注意。
充電【神ジューデン対応の周辺機器が少ない】

神ジューデンは素晴らしいのだが、付属の120Wアダプタを除くと選択肢が少ない。つまり付属アダプタを使わないと神ジューデンにはならないのだ。
充電【ワイヤレス充電には非対応】

ここ最近のハイエンドモデルではワイヤレス充電が主流になりつつある中、神ジューデンをウリにした代わりにワイヤレスがないのだ。個人的にはワイヤレス充電は欲しかった。
Xiaomi 12T Proのメリット

メリット
- ゲーム【ベンチマーク100万点越えで快適】
- 充電【神ジューデンは約19分で満充電】
- スピーカー【デュアルスピーカーで動画・ゲームに迫力】
- CPU【Snapdragon 8+ Gen 1搭載で発熱控えめ】
- リフレッシュレート【最大120HzでSNSが快適】
- 画面【発色キレイな6.7インチ有機ELが最高】
- おサイフケータイやデュアルSIM【eSIM+物理SIM】
- バッテリー【24ヵ月無交換があるので安心】
ゲーム【ベンチマーク100万点越えで快適】

Xiaomi 12T ProはなんといってもCPU性能の高さ、それを最大限発揮させているチューニングだ。AnTuTu100万点越えは見せかけじゃなくて、ゲームを快適にできる。
充電【神ジューデンは約19分で満充電】

バッテリー性能に関しては特別良かったわけではないが、その分満充電までにかかる時間が約19分と爆速だ。ご飯を食べている間にフル充電できる快適さ。
バッテリー【24ヵ月無交換があるので安心】

急速充電って勝手なイメージだけど、それだけ高出力で充電したらバッテリーの寿命が縮まりそうな気がする。でも、12T Proは24ヵ月なら無料バッテリー交換が可能だ。
Xiaomi 12T Proのまとめ

ハイエンドモデルはやっぱり触ってて気持ちがいいし、できないことを探す方が難しい。スマホの魅力を最大限に感じたいのであれば最新かつ最高レベルのスマホを触ることだ。

いろんなシリーズやコンセプトでスマートフォンを販売するXiaomiが手掛けるハイエンドモデルはやはり安定感がある。

とはいえ、スマホは日常生活に欠かせないものだからこそ、慎重に選びたい。自分がスマホに求めるものをしっかりと理解した上で購入をしてほしい。
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