この記事では最新のクローンウォッチ「HK10 ULTRA 3 MAX」の外観や性能をレビューしている。
HK10 ULTRA 3 MAXはApple Watch Ultra2のクローンで、機能性には癖があるものの外観の再現度はかなり高い。
クローンだとバレずに楽しみたい人にオススメだ。
HK10 ULTRA 3 MAX の特徴【総合評価85点】
特徴
- デザイン【そっくり度95点】
- ディスプレイ【2.02インチAMOLED】
- バッテリー【日常使いで5日間】
- ヘルスケア【心拍&血中酸素は信頼できる?】
- GPS【非搭載】
- 防水【水仕事でギリギリ】
- ワークアウト【100種類以上】
- AI機能【ロボット&壁紙&翻訳】
HK10 ULTRA 3 MAXの最大の特徴は見た目のクオリティはもちろんだが、ボディサイズの再現度が高く、Apple Watch Ultra用のケースやバンドが完璧に使える。何より「周囲にクローンだとバレるかどうか」のドキドキ感が楽しめる原点回帰のクローンだ。
HK10 ULTRA 3 MAX のスペック
HK10 ULTRA 3 MAXの簡単なスペックは以下参照
項目 | 内容 |
製品名称 | HK10 ULTRA 3 MAX |
モデル | Bluetooth |
カラー | ボディ:Black、Silver バンド:Black、White、Navy、Green、Yellow、Orange |
画面サイズ | 2.02インチ(有機EL) |
画面素材 | ガラス(ただの) |
解像度/PPI | 485×520 |
ピーク輝度 | - |
通信規格 | Bluetooth 5.1 |
防水/防塵 | 日常生活防水(水泳や入浴不可) |
MIL規格 | - |
対応OS | iOS/Android |
対応アプリ | Wearfit Pro |
バッテリー容量 | 260 mAh |
本体サイズ | 49×44×12mm |
本体重量 | 47g(本体のみ) |
ボディ素材 | フレーム:亜鉛合金 ケース:樹脂 |
バンド素材 | シリカジェル |
充電方式 | マグネット式充電 |
対応言語 | 日本語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、フランス語、日本語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語、アラビア語、ベトナム語、トルコ語、インドネシア語、ペルシャ語、ドイツ語 |
HK10 ULTRA 3 MAXはアプリ「Wearfit Pro」で通知のオン/オフが設定できる。
ケースサイズが49mmで解像度も高く、スクエア型なので端が切れることなく見やすい。
日中・屋外での視認性は全く問題なし。
HK10 ULTRA 3 MAX で利用できる機能
HK10 ULTRA 3 MAXのメニュー一覧
HK10 ULTRA 3 MAXのUIは一般的な使いやすさで、アプリビューを開けばスクロールでアプリを簡単に見つけることができる。
HK10 ULTRA 3 MAX のバッテリー【通常7日間】
HK10 ULTRA 3 MAXのバッテリー性能をチェック
バッテリーは公式スペック値が通常使用で約7日間だが、体感的にも7日程度と優秀だった。
ベッドサイドの置時計代わりになる

HK10 ULTRA 3 MAXを充電する置時計としても使える
ベッドサイドで充電すれば腕に装着していないときも有効に使える。
HK10 ULTRA 3 MAX の外観デザイン
HK10 ULTRA 3 MAXの外観

同梱物:説明書、充電用ケーブル(Type-A)、シリコンバンド、スポーツループバンド
HK10 ULTRA 3 MAXのカラーはボディがブラック・ゴールド、バンドはブラック・シルバー・ゴールド・レッドがある。

右側面:デジタルクラウン(アプリ)、ボタン(簡易設定)

左側面:ボタン(フィジカルトレーニング)
背面の作りも精工で高級感がある。
付属のシリコンバンドは特筆することなし。普通。
スポーツループタイプの方が質感は良い。
HK10 ULTRA 3 MAXの本体サイズは高さ49.44mm、幅が約49.44mm、厚み約12mm、重さは約58.5g(ベルト含む)となっている。
Apple Watch Ultra用のアクセサリーは付けられるの?
Apple Watch Ultra用のPITAKAハードケースも問題なく装着可能だ。
装着感はぴったりで、デジタルクラウンやボタンも問題なく押すことが可能だ。
隙間適度に空いているため、取り外ししやすいのも良い。
同じくPITAKAのカーボン製ウォッチバンドを併せると4,000円台で購入できるスマートウォッチには見えない。
HK10 ULTRA 3 MAX の運動【100種類以上】
HK10 ULTRA 3 MAXは100種類以上のワークアウトメニューが用意されている。
音楽取込&Bluetoothイヤホンの接続が可能
HK10 ULTRA 3 MAXは音楽取込が可能で、スマホ側からウォッチにデータを転送する。

初期で11曲入っており、4曲目を追加しようとしたら、、、
だたし、曲数は最大14曲程度しか入らない。
Bluetoothイヤホンとの接続ができるため、ウォッチとイヤホンだけでランニングに出かけられる。
GPSは内蔵されていない
HK10 ULTRA 3 MAXにはGPSが内蔵されていないため、ワークアウトのデータは歩数や予想消費カロリーなど取得できる項目が少ない。ルートの記録や距離は取得できない。
HK10 ULTRA 3 MAX のヘルスケア
HK10 ULTRA 3 MAXは血圧、血糖、血中酸素、睡眠、疲労、呼吸数、心拍数がチェックできる。
一応一通りのヘルスケアデータは取得できるが、正確かと言われると「目安」としか言いようがない。
試しに血中酸素をAmazfit Balaceと同時に測定してみたが案外正確なのかもしれない。
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ジョークグッズということを忘れないで

画像はHUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計
HK10 ULTRA 3 MAXでは血圧測定も搭載されているけど、血圧って簡単なもんじゃない。
別の記事で紹介しているHUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計は管理医療機器認証を取得している。つまりそのレベルにないと血圧は正確に測定できない。
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HK10 ULTRA 3 MAX のAI機能3つ
HK10 ULTRA 3 MAXはAIを使った機能が3つ存在する。
AIを使ってウォッチフェイスを生成する機能
この機能はAIに生成したいウォッチフェイスのイメージを指示することでオリジナルのウォッチフェイスが作成できる。
基本的にスマホ側で処理をする。
いろいろ試してみたが、指示するキーワードよりもいくつか選べるテーマから受ける影響が大きいと思う。左右はサイバーパンク風で、真ん中は風景画風のテーマを選択した。
AIを使ってChatGPTのように質問できる機能
声で質問したい内容を投げると回答をしてくれる機能。
ほとんどの確率で落ちるので実用性はない機能だ。落ちなかったとしてもレスポンスは良くないし、スマホで調べた方が速い。
AIを使って翻訳してくれる機能
これは普通に使える。使える言語は9か国語で、音声も出せるから実用性はある。
とはいえ、ウォッチの画面を明るくしたり、アラームをセットしたりなど最先端のAI技術ではないため、オマケ程度は否めない。
HK10 ULTRA 3 MAX の文字盤【500種類以上】
HK10 ULTRA 3 MAXのウォッチフェイスは種類こそ多いがほとんどが有料($0.99~)で課金するのは怖い。自己責任で。

画像はうちの奥さん(日常風景)
それでもディスプレイが格段に綺麗なため、どのウォッチフェイスでも映える。
【おすすめ】カスタムして楽しむ方法
HK10 ULTRA3 MAXではアプリのカスタマイズから好きな画像を使って文字盤を作成できる。(デジタルのみ)

リンク:WidgetClub
カスタムする画像もネットから無料で簡単に拾ってこれる。
画像の落とし方は簡単で好みの画像を長押しでダウンロードするだけ。
ウォッチフェイスにするとこんな仕上がりになる。

リンク:りんご堂時計店
他にも女性向けのサイトもある。
Apple Watch風な仕上がりになる。
HK10 ULTRA 3 MAX のデメリット
デメリット
- アプリ【商売っ気が強すぎてイヤ】
- 音楽【MAX14曲が限界】
- GPS【非搭載】
アプリ【商売っ気が強すぎてイヤ】
HKシリーズはクローンが出だした頃から広告が頻繁に入ったり、途中から月額プランが出たりと商売っ気が強かった。日本では馴染まない理由の1つだ。
音楽【MAX14曲が限界】
HK10 ULTRA3 MAXのストレージはスペック表を見ると1GBあるそうだ。しかし、システム系ファイルやらボイスレコーダー、はたまたAI壁紙生成で作った壁紙なども共有するため、取り込める音楽はもっと少なくなる。
GPS【非搭載】
あれば完璧なGPS機能は非搭載だ。正直、AIとか中途半端な機能より、GPSだけ搭載してくれればワークアウトも充実するしありがたいけど、たぶん搭載されることはない。
HK10 ULTRA 3 MAX のメリット
メリット
- デザイン【そっくり度95点】
- ディスプレイ【2.02インチAMOLED】
- バッテリー【日常使いで7日間】
- カスタム【見た目の変化を楽しむ】
デザイン【そっくり度95点】
HK10 ULTRA3 MAXは外観デザインとサイズをほぼ完璧に再現している。それによって無限にあるApple Watch Ultraのケースやバンドを購入して楽しむことができる。
バッテリー【日常使いで7日間】
今までのクローンはバッテリー持ちが中途半端だった。本家よりは長いけど1週間は持たないものが多かった。HK10 ULTRA3 MAXは体感でも7日程度は持つので普段使いできる。
カスタム【見た目の変化を楽しむ】
クローンの楽しみ方は自由だが、個人的にはケースやバンドとウォッチフェイスをいかに個性的でオリジナル感を出すかが楽しい。クローンなのに周囲にカッコイイと思わせたら面白くないか?
HK10 ULTRA 3 MAX のまとめ
クローンの進化と言う意味では頭打ち感は否めない。
初心に帰って「ジョークグッズなんだからカスタムを楽しむオモチャ」だと割り切ろう。
価格はAliExpressで5,000円を切る価格だからネタ用としても手が出しやすい。
【動画で観る】HK10 ULTRA 3 MAX のレビュー
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